「楽しいサッカーは見せられたが…」 “育成”に徹した指揮官がU-17W杯準Vのリトルなでしこを労う

「なでしこジャパンとして世界を…」

 PK戦の末の敗戦とあり、楠瀬監督は残念な思いを口にしつつも、「これからU-20(女子ワールドカップ)もありますし、男子もU-19が戦っている。こちらはたくさん経験させてもらった。そちらにツキが回れば」と、同じ育成年代の日本代表チームにエールを送った。女子では“ヤングなでしこ”が来月にU-20女子ワールドカップに臨み、男子はU-19代表が来年のU-20ワールドカップ出場権をかけ、AFC U-19選手権を戦っている。

 そして、惜しくも準優勝となった選手たちの将来へ向けても指揮官はエールを送った。

「こういう時もあるので、次に取っておけということじゃないでしょうか。また、なでしこジャパンとして世界を取ってもらいたい。日々、精進してほしいですね」

 多くの選手たちが貴重な経験を積んだ世界大会は幕を閉じた。そして、そのリベンジを上の世代で果たすために、この経験を糧にしてほしいと指揮官は大会を締めくくった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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