レアルDFリュディガー、相手の一発退場“演出”で闘将シメオネから批判 「大げさに倒れ込んだ」
後半19分、リュディガーはコレアのコンタクトで倒れ込む
昨年行われたカタール・ワールドカップ(W杯)の日本代表戦で、FW浅野拓磨(ボーフム)と並走した際に、挑発するかのような足を高く上げた走りを見せたドイツ代表DFアントニオ・リュディガー(レアル・マドリード)が、再び話題となっている。スペイン1部アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督が、アルゼンチン代表MFアンヘル・コレアが退場となった際のリュディガーの行為を批判した。スペイン紙「AS」が報じている。
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現地時間2月25日に行われたレアル・マドリード対アトレティコ・マドリードのラ・リーガ第23節は0-0で迎えた後半19分、後半のスタートからピッチに立ったアトレティコのコレアが、リュディガーに対する肘打ちで一発退場となった。1人少なくなったアトレティコは先制点を挙げたものの、試合終盤に追いつかれて1-1の同点に終わった。
コレアは肘をリュディガーに当てたが、接触したのは顔ではなかった。だが、リュディガーは当たった場所が顔であるかのように、手で顔を覆って倒れ込んでいた。コレアが軽率だったことは否めないが、同時にリュディガーに対してもオーバーリアクションだという声があとを絶たない。
コレアの退場について、シメオネ監督も「審判はアンヘルの瞬間を見ていた。だが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のオプションがあるはずだ。退場になるほどの暴力行為ではなかった。(VARが)呼んだかどうかは分からない。だが、このようなプレーは決して望ましくないが、私たちには助けが必要だ。VARはプレーを見直すオプションを与えてくれる。多くの人が助けてくれる。最善の方法で戦うことが必要だ」と、コメントした。
そして、この試合で笛を吹いたヒル・マンサーノ主審について問われると、シメオネ監督は「そうだね。私は今も素晴らしい審判だと思っている。VARとの会話があったのか、私は知らない。実際の接触は暴力的なものではなかった。194センチの大男は大げさに倒れ込んだけれどね。お金を払って、選手たちを見る人々がいるんだ。サッカーはコンタクトのあるものだ」と、主審を批判せずにリュディガーの行為に苦言を呈していた。