U-17女子W杯連覇へあと1勝のリトルなでしこ FIFA公式サイトが“全員サッカー”を貫く姿を特集

登録メンバー全員を起用した楠瀬監督にインタビュー

 ヨルダンで開催されているU-17女子ワールドカップで、2大会連続の決勝進出を果たしている“リトルなでしこ”ことU-17女子日本代表を、FIFA公式サイトが特集している。チームを率いる楠瀬直樹監督のインタビューを実施し、選手のローテーション起用をしながら勝ち上がってきたチームの強さを伝えている。

 今大会の日本が大いに注目されているのは、その選手起用だ。大会初戦から準決勝までの5試合で、全試合にスタメン出場したのはキャプテンで前回大会を経験しているMF長野風花(浦和)のみ。GKも含めた登録メンバー全員が、すでに大会2試合目にしてピッチに立った。特に3試合出場4ゴールとエースと見られていたFW植木理子(日テレ)が、準決勝のスペイン戦でスタメンを外れたのは大きな驚きを持って受け止められていた。

 そうした起用の真意を、楠瀬監督はこう語っている。

「これがフル代表のゲームなら、違った選択をしたでしょう。しかし、これは育成年代の大会です。私は全ての選手がこういった大会で“本物の経験”を積むべきだと考えています。それは、フル代表の世代にもつながっていくはずです。このチームにおいて、選手たちの間にある差は非常に小さいです。だからこそ、スタメンの11人を決めるのは非常に大変なんです」

 

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