白熱の開幕戦“神奈川ダービー” 横浜FMマスカット監督が示したJリーグ進化の重み「責任を感じてきた」

横浜FMを率いるマスカット監督【写真:徳原隆元】
横浜FMを率いるマスカット監督【写真:徳原隆元】

横浜FMのマスカット監督が試合後の会見でコメント

 2月17日の「フライデーナイトJリーグ」で開幕した2023年のJ1リーグ。昨年1位横浜F・マリノスと2位川崎フロンターレが等々力競技場で対戦し、2-1で横浜FMが初戦を勝利で飾った。試合後の記者会見でケヴィン・マスカット監督は、30周年を迎えるJリーグについても言及している。

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 横浜FMは早速に先制点を手にする。前半4分、前線からプレスをかけ相手GKチョン・ソンリョンのパスミスを誘発。FWエウベルがカットし、こぼれ球を拾ったMF西村拓真がペナルティーエリア外からインサイドキックでのシュートでゴールネットを揺らし、今季J1リーグ戦第1号をマークした。

 前半38分には、コーナーキックからFWアンデルソン・ロペスが反応し、こぼれ球をエウベルが倒れ込みながらもゴールへと流し込んだ。相手に押され気味だった横浜FMへ追加点をもたらした。

 後半に入っても、高いポゼッションで猛攻を続ける川崎相手に、最後の場面でゴールを割らせず耐える昨季王者。後半アディショナルタイム1分に、川崎の新キャプテンに就任したMF橘田健人に1点返されるもリードを守り切り、ハイレベルな戦いは横浜FMに軍配が上がった。

 試合後の記者会見に出席したマスカット監督は、今季30周年を迎えるJリーグの開幕戦となったこの試合について「日本のサッカーをどういう風に盛り上げるかという責任を感じてきた」と意気込みを話す。アグレッシブな攻撃を展開した両チームの“神奈川ダービー”は見どころ満載の注目カードとなったが、横浜FMは最後まで集中を切らさず勝利を呼び込んでいる。

 川崎について「リスクを負ってどんどん前に来た。去年とはやり方を変えてきた部分もあった」と厳しいプレッシャーも感じていたと明かすマスカット監督。それでも「どう守るか難しいところもあったが、準備できた部分が出せたと思う」と今日の勝利を喜んでいた。

「明日からまた改めて頑張っていきたい」と切り替えて次戦への意欲もすでに見せていたマスカット監督は、Jリーグの未来をチームにも託しているのかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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