本田所属のミランが本拠地でユーベを迎え撃つ一戦 「外国からのチケット購入者割合」が記録更新

注目の一戦は、フランス、スイス、ドイツ、日本から計30%ほどの観客が訪れる模様

 イタリアのセリエAでは、日本代表FW本田圭佑所属のACミランが首位ユベントスを22日に本拠地サンシーロで迎え撃つ。注目の一戦は、イタリアサッカー界において外国からのチケット購入者割合の記録を更新したと、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

 サッカー界のスカラ座とも称されるこのサンシーロでの一戦には、上位の国籍でフランス、スイス、ドイツ、日本から計30%ほどの観客が訪れるという。

 記事では、フランスからの観光客が多い要因として、ユベントスは伝統的にMFジネディーヌ・ジダンやFWダビド・トレセゲらフランス人選手が活躍してきた過去があるため、フランス国内で人気の高いクラブであることが予想されている。また、フランスやスイスはイタリアと国境を接する国であり、特に北イタリアのミラノへは国境をまたぐ鉄道も走っているためアクセスが良いと推察されているようだ。

 その一方で、日本人観光客の多さにも触れている。チケット料金は正規価格で最大90ユーロ(約1万円)だが、さまざまな手数料などの上乗せにより最高で372ユーロ(約4万円)を支払い、チケットを手に入れた日本人が確認されているという。

 過去には、元日本代表MF中田英寿がペルージャやローマに所属していた際に日本人観光客の多さは現地で驚かれていたが、今でも多くのサッカーファンが日本から観光に訪れているようだ。本田の出場はかなり微妙な状況だが、サンシーロを訪れた日本人ファンの前でプレー姿を見せることができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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