アーセナル、今冬補強の「勝者」と英称賛 ターゲット獲得失敗も…「すべてが強化された」

今冬、アーセナルは中盤補強に乗り出すか【写真:ロイター】
今冬、アーセナルは中盤補強に乗り出すか【写真:ロイター】

トロサール、ジョルジーニョら加え、19年ぶりのリーグ制覇へチーム力をアップ

 日本代表DF冨安健洋が所属するイングランド1部アーセナルは今冬の移籍市場で同1部ブライトンからベルギー代表MFレアンドロ・トロサール、同1部チェルシーからイタリア代表MFジョルジーニョを獲得。メインターゲットと噂されていたターゲットの獲得は逃したが、19年ぶりのリーグ制覇に向けて着実にチーム力をアップさせた。

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 エジプト代表MFモハメド・エルネニーの長期離脱で急務となっていた中盤センターではブライトンのエクアドル代表MFモイセス・カイセドの獲得に奔走したが、獲得は叶わず。その代わり、移籍市場最終日に急浮上したジョルジーニョとの1年半契約(1年延長オプション付き)を早急にまとめ上げ、電撃移籍を実現させた。

 前線ではウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクの獲得に動いたが、チェルシーとの争奪戦に敗れた。するとすぐさまトロサールにシフトチェンジし、2700万ポンド(約43億円)で獲得を決めた。ジョルジーニョとトロサールはいずれも当初のメインターゲットではなかったとはいえ、結果的にはプレミアリーグでの実績十分な2人をチームに加えることに成功した。さらにセリエAのスペツィア・カルチョからポーランド代表DFヤクブ・キヴィオルも獲得。貴重な左利きのセンターバックで最終ラインの選手層に厚みを加えた。

 英衛星放送「スカイ・スポーツ」はアーセナルを今冬の移籍市場における「勝者」の1つとして取り上げ、その補強結果について「ディフェンス、ミッドフィールド、アタック、すべてが強化された。華やかさはない補強かもしれないが、彼らはアーセナルが必要としていたものだ」とその的確さを称えた。

 今季のアーセナルは前半19試合で勝点50を積み上げ、1試合消化の多い2位マンチェスター・シティに勝点5差を付けて首位を快走中だ。補強によって盤石の体制を整えている“ガナーズ”は2003-04シーズン以来のリーグ制覇までこのまま走り切ることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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