Jリーグの2023年度クラブ配分金が決定 「J1:J2配分金比率」をJ1への割合5~6倍程度まで段階的アップを目安

2023年度のクラブへの配分金について決定(写真はイメージです)【写真:高橋 学】
2023年度のクラブへの配分金について決定(写真はイメージです)【写真:高橋 学】

2023年度の均等配分金は、J1クラブが2.5億円、J2クラブが1億円、J3クラブが2000万円

 Jリーグは1月31日に理事会を行い、2023年度のクラブへの配分金について決定した。

 基本方針は、「Jリーグが新たな成長戦略として掲げる『2つの成長テーマ』を推進していくために、従来の均等配分金に重きを置いた配分構造から、競技成績やファン増加などの結果配分中心へシフトするとともに、それらの成果創出を後押しするため、J2、J3クラブも含めてフットボール強化とローカル露出拡大につながる施策投資原資へ振り向ける」こと。目安として、「J1:J2の配分金比率を5~6倍程度(現状約2倍)までJ1への配分割合を段階的に高めていく」としている。

 2023年度の主な変更点は、「①均等配分金の総額見直し」「②ファン指標配分金増額」「③リーグ事業協力費の対象にJ3クラブを追加」。なお、2024年度から「降格救済金廃止」「ACLサポート配分金総額および配分方法見直し」「理念強化配分金見直し」が予定されている。

 2023年度の均等配分金は、J1クラブが2億5000万円、J2クラブが1億円、J3クラブが2000万円。降格救済金は「①2022年シーズン順位に基づき、降格前所属リーグの2023年度均等配分金額の80%を受け取れるように、2023年所属リーグの均等配分金との差額(J2クラブ1億円、J3クラブ6000万円)」「②2021年シーズン順位に基づき降格したクラブのうち、再昇格(J1→J2→J1orJ2→J3→J2)もしくは再降格(J1→J2→J3)となっていないクラブに対して、降格前所属リーグの2023年度均等配分金額の60%を受け取れるように、2023年所属リーグの均等配分金との差額(J2クラブ5000万円、J3クラブ4000万円)」が支給される。

 また、結果分配金の賞金は2022年シーズンと同額で、J1総額7億7000万円、J2総額3500万円、J3総額750万円。ACL(AFCチャンピオンズリーグ)サポート配分金は2023年度ACL出場クラブに対して1クラブ1億円を支給。2024年度以降、理念強化配分金が前年J1リーグ戦1~9位への支給へ変更に伴い、総額を5000万円とし、J1リーグ戦10位以下のクラブがACLに出場した場合(天皇杯優勝、前年ACL優勝で最大2クラブが該当)、該当クラブで按分して支給する。該当クラブがない場合は、リーグ戦上位4クラブ(1位~4位)で按分して支給する。

 結果配分(人気)は、「ファン指標配分金」を3億4000万円増額、総額13億4000万円をスポーツチャンネル「DAZN」視聴者数などで配分する。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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