浦和新監督、オファー受諾理由を告白 ポーランド名将なぜ日本へ?「連絡があった時に…」

今季より浦和を率いるマチェイ・スコルジャ【写真:轡田哲朗】
今季より浦和を率いるマチェイ・スコルジャ【写真:轡田哲朗】

マチェイ・スコルジャ監督が浦和監督への就任経緯、チームでの指導方針に言及

 J1浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が、沖縄県でトレーニングキャンプを実施中の1月28日に報道陣の取材に応じた。ポーランドでリーグ優勝4回の実績を持つ指揮官は、日本からのオファーを受諾する前に「映像をたくさん見て、自分の力でこのチームを良くできるかどうかと考えた」と、熟考の末に決断したことを明かしている。

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 スコルジャ監督はポーランドでは名将として知られ、ヴィスワ・クラクフとレフ・ポズナンで2回ずつリーグ優勝を経験している。その中でも、レフ・ポズナンでの2回目は2021-22シーズンに達成したものであり、現在進行形でタイトル獲得の実績を残す指揮官だ。そのキャリアはほとんどを母国ポーランドで過ごしているものの、サウジアラビアのアル・イテファクとU-23アラブ首長国連邦代表の監督を務めたことがある。いずれにせよ、日本、あるいは東アジアで監督を務めるのは初めてだ。

 スコルジャ監督は「Jリーグには常に興味があった。特に戦術面でだ。だから、浦和から連絡があった時に、今がトライするのにいい時期ではないかと感じた」と、まずはポジティブな印象があったことを話している。一方で、では即決というわけではなかった。まず行ったのは、昨季にリカルド・ロドリゲス監督が率いた浦和を研究することだったという。

「ポーランドリーグとJリーグは全く別世界だと思っていたので、自分にとっても大きなチャレンジ、厳しい環境に行くと理解していた。私も軽い気持ちで『いいね、すぐ行こう』と思ったのではなく、映像をたくさん見て自分の力でこのチームを良くできるかどうかと考えた。このチームの映像を見て、色々なアイデアを持ってきて実践しているところだ」

 スコルジャ監督は、トレーニングの会場の上空にドローンを飛ばして常に撮影をするなど、「分析」というファクターを重要視している。それは、このキャンプでのトレーニングも検証の対象になるという考えを示し「キャンプが終わった時点で練習や練習試合を細かく分析し、どのアイデアが上手く浸透しているのか、どのアイデアがこのチームに合っているのかを見ていきたい。場合によっては、私のやろうとしていたことはこのチームに合わないから、別のことをしなればいけないという状況があるかもしれないが、それに対してもオープンでいたいと思う」と話している。

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