J1リーグ「ゴール期待値」 昨季王者・横浜FMが圧倒的数字…選手で最も期待されたFWは?

昨年リーグ制覇を果たした横浜F・マリノス【写真:Getty Images】
昨年リーグ制覇を果たした横浜F・マリノス【写真:Getty Images】

王者横浜FMが圧倒的な数値を記録

 Jリーグが1月11日に発行した「J STATS REPORT 2022」には、2022年シーズンのJ1からJ3までの各クラブのさまざまなデータや、攻撃・守備・セットプレー・フィットネスについて、興味深いデータが盛り込まれている。

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 今回は「ゴール期待値」に注目。「J STATS REPORT 2022」において、ゴール期待値とは「シュートが得点に結びつく確率」を指し、「ゴール数と比較することで、どれくらいの得点機会をものにできたのかを推測することができるデータ」と紹介されている。

 そのなかで、Jリーグオフィシャルスタッツの「J STATS」によると、昨季J1リーグで最もゴール期待値が高かったクラブは、リーグ制覇を果たした横浜F・マリノスで「62.8」となった。シュート数(552本)、ゴール数(69:オウンゴールを除く)でもリーグトップとなり、王者にふさわしい結果となった。

 横浜FMに続いたのは、2位の川崎フロンターレで、ゴール期待値は「49.0」となった。川崎はゴール数(63)とゴール期待値の差(14)が最も高かったチームで、高い決定力を発揮したことがデータから窺える。

 一方で、名古屋グランパスとヴィッセル神戸はゴール期待値とゴール数の差が「-10」以上開いており、ゴール期待値からすればあと10ゴール以上、上乗せされていてもおかしくなかった。

 また、得点ランキング上位の選手を見ると、横浜FMのFWアンデルソン・ロペスが最も高いゴール期待値で「11.9」を記録し、ほぼ同値の11ゴールを決めた。14ゴールで得点王に輝いた清水エスパルスFWチアゴ・サンタナは「8.6」となり、高い決定力を発揮した。カタール・ワールドカップ(W杯)の日本代表に招集された湘南ベルマーレFW町野修斗は「7.5」にとどまるも、期待値を大きく上回る13ゴールを決めた。

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