ストライカー2人&ボランチが選出 MLS公式サイトが注目する日本人Jリーガー3人は?

鹿島FW鈴木優磨【写真:小林 靖】
鹿島FW鈴木優磨【写真:小林 靖】

町野修斗、脇坂泰斗、鈴木優磨が選出

 アメリカ1部メジャーリーグサッカー(MLS)公式サイトが、世界各国の注目選手を特集している。ヨーロッパ、南米に続いて特集されたアジア・アフリカ地域では、3人の日本人Jリーガーがピックアップされている。

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 MLSの新シーズンは2月25日に開幕予定。そこへ向けて、オフシーズンの動きが過熱している。同リーグのバンクーバー・ホワイトキャップスが横浜F・マリノスのGK高丘陽平にオファーを出したという現地報道もあったように、日本からの引き抜きの可能性もゼロではないだろう。

 そうしたなかで、MLS公式サイトではジョセフ・ローリー氏が地域別に「MLSチームがスカウトすべき8選手」として注目選手を紹介。アジアとアフリカ地域からは合わせて8選手が選ばれ、そこに3人の日本人Jリーガーが名を連ねた。

 1人目は湘南ベルマーレのFW町野修斗。カタール・ワールドカップ(W杯)のメンバーにも名を連ねたストライカーは2022年シーズンのJ1で13得点を決め、得点ランキング2位になった。「オフ・ザ・ボールの動き、空中戦の力、両足での力強さを兼ね備えた危険なナンバー9」と称され、得点力あるフロントマンを求めるクラブへ推薦されている。

 2人目は川崎フロンターレの背番号14を背負うMF脇坂泰斗だ。ローリー氏は「ヤスト・ワキサカの動画を見るのは魅惑的な体験だった。巧みな右足と素晴らしい加速。この27歳は中盤の中央で見るものを楽しませてくれる」と脇坂のプレーに引き込まれたとしたうえで、「狭い場所を抜け出し、パスとドリブルでラインを突破することができる」とその打開力の高さを絶賛した。

 そして、3人目は鹿島アントラーズのFW鈴木優磨。この26歳は昨年1月にベルギー1部シント=トロイデンから鹿島に復帰。22年シーズンのJ1では7得点に加え、リーグトップの10アシストを記録した。「攻撃に多くのものをもたらしてくれる。スピードで相手を打ち負かすこともできれば、ボックス内に入ってシュートを狙ったり、チームメイトを見つけることもできる。空中戦の能力も備えている」と、その万能さが高く評価されている。

 日本以外からは韓国からFCバルセロナの下部組織出身で知られる水原FCのFWイ・スンウ、セルティック移籍の噂がある水原三星ブルーウィングスのFWオ・ヒョンギュ、カタールW杯での2得点で大ブレイクした全北現代モータースのFWチョ・ギュソンの3選手。そしてアフリカ勢ではエジプトのザマレクに所属するエジプト代表FWアーメド・サイード、同じくエジプトのアル・アハリでプレーするマリ代表MFアリウ・ディエングが紹介されている。この中からアメリカへの移籍を実現させる選手は現れるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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