代表引退宣言のピケに対して“火付け役”地元紙編集長が異例の謝罪 「再考を希望する」

ユニフォームの袖を短くする行為をAS紙が断罪 その影響もありピケバッシングが過熱

 バルセロナDFジェラール・ピケはスペイン代表のユニフォームの袖を切ったことからスペイン国内のバッシングを浴び、2018年ロシア・ワールドカップ後のスペイン代表引退を宣言した。長袖のユニフォームをプレーしやすいように短くした行為だったが、これを断罪したスペイン地元紙「AS」の編集長が謝罪する異例の事態となっている。

 スペイン代表とバルセロナで最終ラインの要として活躍するピケは、9日のアルバニア戦後に代表引退を表明した。長袖のユニフォームの袖を短くし、スペイン国旗を切り落としたというクレームを「AS」紙が報じた影響もあり、“ピケバッシング”は一層過熱した。

 火付け役になった「AS」紙のアルフレド・レナーノ編集長は、「ピケはスペインの選手の手本であり続けている」というタイトルで、ウェブサイトに異例の謝罪文を公表している。

「ジェラール・ピケは、アルゼンチン代表のリオネル・メッシのように(代表引退に関して)再考することを私は希望する。だが、彼の疲弊に関しても理解できる。彼は不当に中傷されてきた。レアル・マドリードに対して好戦的であり続け、これまでにないほど過激なスタンスを取り続けていた。だが代表に関しては、彼は常に模範的であり続けた」

 ピケバッシングの火付け役が、代表引退に関して再考をピケに求めている。レアル・マドリード寄りで知られる同紙編集長の謝罪で、代表引退宣言は撤回となるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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