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「成果と課題を冷静に振り返る時」 再出発の韓国、26年W杯に向けて母国メディア指摘
カタールW杯はベスト16も、敗退後にベント監督が退任
韓国代表と日本代表は、昨年行われたカタール・ワールドカップ(W杯)でともにベスト16という成績だった。しかし、W杯優勝国を2つ破った日本との“内容の差”はあり、韓国メディアは「成果と課題を冷静に振り返る時だ」としている。
韓国はポルトガル代表、ウルグアイ代表、ガーナ代表と同居したグループHで1勝1分1敗の勝ち点4でウルグアイと並んだが、総得点の差で2位となり、決勝トーナメントに進出。ラウンド16でブラジル代表に敗れたものの、たしかな存在感を示した。
一方の日本は、ドイツ代表、コスタリカ代表、スペイン代表と同居する“死の組”と呼ばれたグループEでドイツとスペインを破ってグループ首位通過。決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表にPK戦の末に敗れて目標とするベスト8には手が届かなかったが、W杯優勝国を2つ撃破する戦いぶりは称賛された。
そうしたなか、韓国代表としてカタールW杯でプレーしたDFキム・ミンジェ(ナポリ)が「韓国ではヨーロッパ進出が難しい」と言及。その理由について、「クラブと解決しなければならないことが多い。移籍料も高い。今回、Kリーグの選手たちもW杯で活躍した。クラブの立場でむやみに言うことはできないが、あえて一言言うとすれば、ヨーロッパのチームからオファーが来たら快く送り出してほしい」と提言しており、「日本がうらやましい」という発言をしたことが大きく取り上げられた。
韓国のテレビ番組「SBSニュース」は「韓国サッカーの新しい夢に疑問符を付けた理由」と見出しを打ち、母国の代表チームを特集。W杯でポルトガルを破った際、パウロ・ベント前監督が「我々は自分たちを信じていたので決して奇跡ではない」と語ったことを紹介しつつ、「2022年のカタールW杯の成果と今後の課題を冷静に振り返る時だ」と説いている。
同番組は「Again 2022カタール、新しい夢?」と題したコンテンツが用意され、「過去4年間、ベント監督が固執した哲学を継承するのか。新しい夢には疑問符が付いている」と取り上げていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)