ウェールズの英雄ギグス、祖国クラブの監督就任オファーを蹴った理由とは?

ユナイテッドでファン・ハール氏から「私の後継者」と指名を受けるも…

 昨季限りでマンチェスター・ユナイテッドを退団したレジェンド、ライアン・ギグス前アシスタントコーチは、プレミアリーグで祖国ウェールズの古豪スウォンジーの監督就任の可能性が浮上していたが、オファーを受諾しなかった理由があったと明らかにした。英地元テレビ局「ITV」で語っている。

 プレミアリーグ降格圏ギリギリの17位と低迷するスウォンジーは、3日にイタリア人戦術家フランチェスコ・グイドリン監督を解任し、アメリカ人監督のボブ・ブラッドリー氏を招聘すると発表した。ジョゼ・モウリーニョ新監督就任とともに現役時代から所属してきた古巣ユナイテッドから退団したギグス氏は、監督就任の交渉を持ったことを明らかにしていた。

「ちょっとした旅を楽しんだよ。スウォンジーから連絡を受けて、彼らと何回か会ったんだ。最終的にはフットボールサイドとクラブのオーナーサイドから異なったメッセージが存在して、自分の野心にマッチするようなクラブではないと感じた。だから、実現しなかったんだ」

 ギグス氏は語った。2013年シーズンにデイビッド・モイーズ元監督退任後はユナイテッドで暫定監督を務めた。14年シーズンから昨季までルイス・ファン・ハール前監督のアシスタントコーチを務め、ファン・ハール氏は「私の後継者」と公言していたが、違う人間にバトンは渡ってしまった。

 ウェールズの英雄のギグス氏はユナイテッドから離れ、ウェールズ南部の都市スウォンジーから指揮官としての一歩目を歩むかに思われたが、理想と現実の違いは大きかったようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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