アル・ナスル加入が正式決定、契約期間は2025年夏まで

　イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドを退団したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、サウジアラビア1部アル・ナスル加入が決まったなか、早くも目に見える影響が広がっており、「驚異のロナウド効果」と脚光を浴びている。イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じた。

　ロナウドは昨年11月に双方合意の下で契約を解除し、現地時間2022年12月31日にアル・ナスル加入が正式決定。契約期間は2025年夏までで、年俸は総額2億ユーロ（約280億円）と伝えられている。

　バロンドール5回受賞を誇るスーパースターの中東移籍は世間の耳目を集めたなか、イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」は「驚異のロナウド効果、アル・ナスルをSNSで後押し。ローマも参戦」と見出しを立てて報じた。記事では「CR7（ロナウドの愛称）のアラビア到着で、サウジアラビアのクラブのインスタグラムのフォロワー数が爆発的に増加しており、すでにジャロロッシ（ASローマの愛称）を上回っている」と注目している。

　カタール・ワールドカップ（W杯）にも出場したストライカーの影響力は絶大で、「アル・ナスルにおけるクリスティアーノ・ロナウド効果は、フォロワー数で計ることができる」と指摘しており、クラブ公式インスタグラムのフォロワー数に目を向けている。

「CR7の到着は世界中に反響を呼び、サウジアラビアのクラブは国際的な名声を一気に高めている。すでにインスタグラムのフォロワーは86万人から550万人（※1月2日時点で622万人）と5倍になっている。この数字は驚くべきもので、わずか数時間でアル・ナスルは530万人のフォロワーを持つローマを上回った。その数は更新され続けており、いつピークに達するかは誰にも分からない」

　新天地アル・ナスルのユニフォームを手にポーズを決めるロナウドの姿に期待が高まっているようだ。