日本ファン、W杯歴史的勝利後の行動に海外驚き ゴミ拾い、美ロッカーでもなく…国内シーン脚光「ずっと控えめだった」

日本のファンの反応に注目【写真:ロイター】
日本のファンの反応に注目【写真:ロイター】

ドイツ戦勝利後、お祭り騒ぎとなった渋谷スクランブル交差点に脚光

 カタール・ワールドカップ(W杯)期間中の反響シーンを海外メディアが選出し、ドイツ代表から大金星を挙げたあとに日本国内で見られたある場面に注目。他国ファンの熱狂ぶりと比較し「日本はずっと控えめだった」と伝えている。

 日本はカタールW杯のグループリーグ初戦で、4度の優勝を誇るドイツと対戦。前半33分、MFイルカイ・ギュンドアンのPKで先制され、0-1で後半を迎えたなか、後半30分にMF堂安律、同38分にFW浅野拓磨の連続ゴールで一気に試合をひっくり返し、2-1と逆転勝利を挙げた。

 歴史的勝利を収めたあと、東京・渋谷スクランブル交差点がお祭り騒ぎとなった光景はSNSを通じて世界中に拡散。米サッカーメディア「World Soccer Talk」はこのシーンを、カタールW杯反響シーン5選の1つにセレクトし、日本ファンの行儀の良さに注目している。

 ドイツ戦勝利を受けて、渋谷スクランブル交差点には多くのファンが集結。警察官による統制の影響もあってか、青信号の間は道路の真ん中で勝利を祝う群衆の姿がありつつも、赤信号に変わると徐々に人だかりがなくなり、道路をあける様子がSNS上で出回った。

 日本人にとっては当たり前のシーンだが、記事では「日本が情熱という点で他の国と異なるのは、その規律である。ドイツを破った時は大逆転だった。しかし、サウジアラビアのファンが熱狂したのに対し、日本はずっと控えめだった。横断歩道を使えなくなると、すぐに道をあけて交通を確保した」と伝えている。

 カタールW杯ではスタンドのゴミ拾い、ロッカールームの清掃が大きくクローズアップ。日本独特の美徳文化が脚光を浴びたなか、ファンの規律の良さも同様に注目されていた。

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