現役引退の槙野智章、カタールW杯で実感した“メディアの力” 日本サッカーの課題にも言及

引退会見を実施したDF槙野智章【写真:高橋 学】
引退会見を実施したDF槙野智章【写真:高橋 学】

自ら“プレゼン”を行う異例の会見を実施

 J1ヴィッセル神戸に所属する元日本代表DF槙野智章が12月26日、クラブによる「現役引退および槙野劇場第二章開幕宣言会見」を実施。「普通に引退会見をしたいと思わなかった」と自ら“プレゼン”を行う異例の会見で、日本のサッカー界の現状についても持論を展開している。

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 槙野はカタール・ワールドカップ(W杯)で「ABEMA」の解説として現地に赴きレポート。2018年ロシア大会には選手として参加した大会に、メディアの視点から携わることになった。

 この経験を通し、槙野は「選手、チームの成長はすごい」と実感したとともに「メディアの力」の大きさも感じたという。「サッカーを発信することでたくさんの方に興味を持ってもらってW杯が注目された。普段サッカーを放送しない枠でも、色々な方に発信してくれた」と報道の視点から学んだことを明かし、「僕がメディアとして携わったことで、力が凄いと思った。興味を引き付ける力がある」と話した。

 また、現状の日本サッカーに対し「色々な事情はあるけど、地上波で見られないし、夜のスポーツニュースで見られない」と課題を挙げ、「(W杯のように)こんなにも伝える側で巻き込んで応援すればチームは強くなる」と報道の影響力があったW杯のような熱狂をまた起こしたいという思いを吐露している。

 槙野は「自分の住んでいる街にJリーグがあって、見に行ける環境がある。1億2000万人中の7500万人が見ている中でサッカー文化を起こしたい」と意気込みを新たに、監督としての今後を見据えていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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