負けず嫌いの男・原口が「やっぱり一番大事」と力説 劇的勝利のポイントは戦術ではなく…

周囲との好連係から最終予選2試合連続ゴール 「ヘルタだとあそこには入れない」

 日本代表FW原口元気は、6日のワールドカップアジア最終予選イラク戦の後半アディショナルタイムに劇的な決勝ゴールを決めて2-1の勝利に貢献。試合後、「戦術とか綺麗事ではない」と、最後まで勝利を諦めない精神が勝ち点3の奪取につながったと語った。

 これまで日本代表の攻撃陣を支えてきた海外組が軒並みクラブで苦境に陥るなか、原口は今季ヘルタ・ベルリンでレギュラーの座を確保。9月6日のタイ戦に続き、2試合連続でスタメン出場を勝ち取った。そして前半26分、鮮やかなヒールキックで最終予選2試合連続ゴールを決めた。

 自陣で自らボールを奪うと、MF清武弘嗣にボールを預けて相手ゴール前まで一気に駆け上がる。その間に清武がドリブルで持ち上がると、FW本田圭佑、清武とパスがつながり、右サイド深くまで入り込んだ清武が中央にパス。そこに走り込んだ原口が相手GKの目の前で足を交差させるトリッキーなバックヒールシュートを見せ、これが相手GKの股を抜く先制弾となった。

 原口は、このゴールを「自分の良さが出た」と語りつつも、周囲の選手との関係がなければ生まれなかったとも振り返った。

「あのボールの取り方は、僕は得意なので。その後に出て行って、キヨ君(清武弘嗣)とケイスケ君(本田圭佑)が良いコンビネーションで崩してくれて、いいところに入れました。少しラッキーなところはありましたけど、入って良かったなと思います。ヘルタだとあそこには入れないですからね(笑)。代表だとオカさん(岡崎慎司)が見てくれて、僕が入り込むスペースがあったので」

 

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