仏紙がポグバの能力を生かせないモウリーニョ采配を糾弾 来夏ユーベに衝撃の出戻りも予想

マンUの戦術スタイルがポグバから自由を奪っていると指摘

 今季マンチェスター・ユナイテッドに、イタリア王者ユベントスから1億500万ユーロ(約123億円)というフットボール史上最高額の移籍金で加入したフランス代表MFポール・ポグバの起用法について、母国フランスの「レキップ」紙は、ジョゼ・モウリーニョ監督が同国代表のディディエ・デシャン監督と同じ過ちを犯していると糾弾している。そして、「この状況が続けば、来季にバーゲン価格でユベントスに戻ることもあり得る」と衝撃的な未来を予見している。

 レキップ紙は、モウリーニョ監督とデシャン監督の共通点として、ポグバを適正なポジションと役割で起用していないことを挙げている。移籍金が1億ユーロを超える評価になった背景には、ユベントスで絶大なる存在感を放ったことが挙げられるが、その当時と比べてユナイテッドと代表チームではポグバから自由を奪い去っていることが、能力をスポイルしていると糾弾した。

 主に3-5-2システムで戦ったマッシミリアーノ・アッレグリ監督に率いられたユベントスでは、ポグバは左のインサイドハーフで起用された。アントニオ・コンテ監督(現チェルシー)時代には、レジスタとして元イタリア代表MFアンドレア・ピルロを置く4-1-4-1システムのゲームも多かったが、その共通点はトップ下を置かないシステムの中でポグバがフリーマンのように振る舞い、よりゴールに近い位置でプレーできたことだ。

 しかし同紙は、ポグバを生かし切れていない両監督がチーム全体のバランスを求めるあまりに中盤にしばりつけ、その能力を発揮できる時間とスペースを限定していることに失敗があるとしている。

 

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