DFリーダー吉田が“背水の陣”で挑むイラク戦に感じる重圧 「プレッシャーはいつも以上にある」

「監督のチャレンジに応えなきゃいけない」

 そうした状況下で、主力を務める欧州組の大半が所属クラブで出場機会を手にすることができないなどの不安要素も重なっており、「負ければそういう声が出てくる」と吉田も危機感を募らせている。それでも「信頼に応えるためには勝つしかない」と、日本サッカー発展のために苦心するハリル監督のために必勝を誓った。

「監督もかなりリスクを背負っている。UAE戦では新しい選手を使ったし、タイ戦でもFWを代えたりして、すごくチャレンジをしてくれている。なかなかそういうことができる監督はいないなって僕は思うので、そのチャレンジ、何かを変えようとしていることに僕らも応えていかなきゃいけないですし、そのためにはやっぱり勝つしかない。いろんなことを言われているのはもちろん知っていますけど、勝てばいろんなものもシャットダウンできるんじゃないかなと思う」

 背水の陣で臨むハリルジャパンは、雑音をかき消す1勝を手にして、グループ最大の強敵オーストラリアが待つ敵地へと乗り込むつもりだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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