“メッシ派”の宿敵シャビも認めた!? 「バロンドール本命はC・ロナウドだが…」
ロナウド優勢を認めながらも、「メッシこそ史上最高」のスタンスを崩さず
バルセロナで活躍した元スペイン代表MFシャビ・エルナンデス(アル・サッド)は、舌戦を展開しているレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドについて「今年のバロンドール本命」と認めながらも、「メッシこそ史上最高」というスタンスを一切崩さなかった。スペイン地元紙「マルカ」が報じている。
シャビはメディアから、かつての同僚メッシとロナウドの比較について質問されるたびに、「メッシこそ最高」との持論を展開してきた。バルサのレジェンドの発言にイラついたロナウドが「シャビはカタールでプレーしているのか知らないけれど、オレはバロンドールを3回受賞した。彼はゼロだ」と猛反論。シャビの父親にまで取材が及ぶほどの騒動になっていた。
シャビは「彼が(自らの発言を)よく受け取っていないことを読んだ。でも、自分の考えは変わらない。彼のバロンドールに対する言及もまた事実だ。それでも、自分の意見は変わらない。別に軽蔑しているわけではないんだ。彼がどう思うか? 君たちはどう思うんだい?」とブレる様子はなかった。
それでも、今季のバロンドールについては「タイトルに関して言えば、クリスティアーノが本命だ。だが、メッシにも勝機はあるだろうね」と分析している。ロナウドはポルトガル代表の一員として欧州選手権フランス大会で初優勝し、レアルではUEFAチャンピオンズリーグを制覇。メッシはリーガと国王杯の二冠を達成したが、コパ・アメリカ・センテナリオでは決勝チリ戦でPK戦の末に敗れている。獲得タイトルに関して、ロナウドに分があるとマエストロは分析していた。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images