【W杯】大会離脱中のベンゼマ、決勝戦で復帰の可能性は? スペイン紙が指摘「自分が愛されていないと…」

離脱しているFWカリム・ベンゼマ【写真:ロイター】
離脱しているFWカリム・ベンゼマ【写真:ロイター】

自身のインスタグラムで「興味ない」と謎の投稿

 フランス代表はカタール・ワールドカップ(W杯)の2大会連続で決勝に進出。左太ももの負傷によって離脱しているFWカリム・ベンゼマについて、ディディエ・デシャン監督は試合後の会見でベンゼマに関する質問を一蹴。スペインメディアは2人の間に問題があり、ベンゼマが「カタールでの決勝戦に参加するつもりはない」と予想している。

 昨年の欧州選手権(EURO)からフランス代表に復帰したベンゼマは、大会前に発表されたカタールW杯のメンバー26名に含まれたが、左太ももの負傷によって離脱。フランスはベンゼマに代わる追加招集はせず、25名で開幕を迎えた。

 スペインのマドリード地元紙「Libertad Digital」は「ベンゼマ、カタールでの退場処分以来、デシャン監督に激怒」と見出しを取りレポート。「レアル・マドリードのストライカーは、自分の意志で退場したのではなく、退場させられた」と報じている。

 ベンゼマの回復は順調で、海外メディアは決勝戦での復帰を推測していたが、モロッコ戦後の記者会見でデシャン監督は「次の質問へ移りたい」とベンゼマについての回答を拒んでいた。

 記事では「レアルによると、ベンゼマはバルデベバスの医師と理学療法士によって3日間だけ治療された。彼はすでに回復している」と現状を伝えている。現地時間12月15日にレアルの一員としてスペイン2部レガネスとのトレーニングマッチに出場した様子もクラブ公式で伝えられていた。

 続けて「ベンゼマはディディエ・デシャンに憤慨している」と双方で関係が上手くいっていないと指摘し、「カタールでの最初のトレーニングの後、筋肉の問題から回復していないのを見て、デシャンはベンゼマに近づき、『君が去らなければならないのは残念だ』と告げた」というエピソードを展開。「自分が愛されていないと感じたのだろう」とベンゼマの心中を察し、上記理由から「レアル・マドリード側は何の問題もない」とベンゼマの身体の状況は万全だとしつつも「今は可能性が低いと思われる」と記事では推測を立てた。

 また、ベンゼマは自身の公式インスタグラムで「興味ない」という一言を投稿。これがフランス代表のことなのかは定かではないが、意味深な発言に多くのファンが反応を示していた。

 ベンゼマを欠きながらも、順当に決勝へと駒を進めたフランス。エースFWの今後の動向にもより注目が集まっている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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