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長谷部誠は「若返っているように見えるが…」 フランクフルト地元紙、若手DFの“ジレンマ”指摘「地位を確立するべき」
フランクフルトの22歳DFスモルチッチを特集、長谷部の健在ぶりにも触れる
ドイツ1部フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠は、チーム在籍9年目のシーズンを過ごしている。現在はセンターバック(CB)としてのプレーがメインとなっているなか、ドイツ地元紙は後継者の成長を憂慮している。
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現在38歳の長谷部は、2014シーズンからフランクフルトに加入。ボランチ、CBとして長くチームに貢献し、昨季はUEFAヨーロッパリーグ(EL)制覇にも貢献し、今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)では強豪トッテナムとの試合でイングランド代表FWハリー・ケインを抑え込むなど、ますます円熟味の増したプレーを続けている。
フランクフルト地元紙「フランクフルター・ルントシャウ」は22歳のクロアチア人DFフルボイェ・スモルチッチについて特集。そのなかで「若手DFは長谷部誠とエヴァン・ヌディカの影を追いながら成熟しなくてはならない」と綴り、39歳の誕生日が迫る長谷部と来夏に契約満了となるヌディカの“後継者”としての成長を期待しつつ、ベテランが健在だからこそのジレンマにも言及している。
「シーズン後半戦、長谷部が39歳にして再びコンディションが整うなら、一つ疑問が浮かぶ。スモルチッチはファーストチョイスになれるのか? フランクフルトとしては、若手をチームに組み込むことは重要になる。ヌディカは夏の移籍が濃厚で、いくら長谷部がたびたび若返っているように見えるとしても、実際に若返ることはないからだ」
そして、「だからこそ、スモルチッチはレギュラーとしての地位を確立していくべきであり、チャレンジを後押しする必要がある」と指摘。新世代の台頭の必要性を主張していた。
フランクフルトでスモルチッチに期待されるのは、若さではなく実力によってポジションを勝ち取ること。年齢を感じさせないプレーを見せ続ける長谷部は、チームにとって“うれしい悩み”にもなっているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)