バロテッリの“濡れ衣”初退場処分に指揮官は異論 「マリオは何も悪いことをしていない」

バロテッリはマーカーと会話し、二人とも落ち着いた様子ながらイエローカード提示

 ニースの元イタリア代表FWマリオ・バロテッリは2日の本拠地ロリアン戦後半40分に劇的な決勝弾を決めながらも、後半アディショナルタイムに二枚目のイエローカードを受けて退場処分となったが、ルシアン・ファブレ監督は悪童の退場処分に異論を唱えている。ニースの公式サイトが報じた。試合はニースが2-1で勝利している。

 バロテッリは後半40分に衝撃の一撃を決めた。敵陣左で味方からラストパスを受けるとボールを持ち出しながら右足を一閃。今季6ゴール目となる強烈な一撃を決めた。

 だが、歓喜のあまりにユニフォームを脱ぎ、振り回すパフォーマンスで無用なイエローカードを受けた。そして、後半ロスタイムには相手DFにドリブルを仕掛けた後、マーカーとのささいなやり取りが主審に見咎められ、再びイエローカード。バロテッリはフランス・リーグアンで初退場となった。

 だが、この2枚目のイエローカードの判定に指揮官は怒った。「正直、何が起きたのか全く理解できなかった。マリオは何も悪いことをしていない。悪いジェスチャーもなかった。小さな画面で見ただけだが、落ち着いて何が起きたのか見直さなければいけない」

 バロテッリはマーカーと少し会話をしているが、二人とも落ち着いた様子だった。指揮官は2枚目の警告について濡れ衣と主張している。そして、復活の兆しを見せるバロテッリを高く評価している。

 

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