バルセロナ、1月の補強は「ほぼ不可能」と現地報道 クラブSDが言及「それが私たちの直面している現実」

夏に積極補強を行ったバルセロナ【写真:ロイター】
夏に積極補強を行ったバルセロナ【写真:ロイター】

MFデ・ヨングの放出についても「その時は過ぎた」と残留を明言

 スペイン1部バルセロナは、夏の移籍市場でポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキを筆頭に、ブラジル代表FWラフィーニャ、フランス代表DFジュール・クンデ、デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンらをチームに加えた。UEFAの定めるファイナンシャル・フェアプレー(FFP)規則に違反しているという報道もあるなかで、多くのビッグネームを獲得したが、2023年1月の移籍市場での補強は難しいようだ。スペイン紙「スポルト」が報じている。

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 同紙は「ジョルディ・クライフは1月の補強がほぼ不可能と見ている」として、バルサのスポーツ・ディレクターを務めるクライフ氏のコメントを紹介。「会長もとても難しいと表明したが、それが私たちの直面している現実だ。私たちは17人の選手をW杯に送り出せたことを誇りに思っており、極めて競争力があることを意味している。常に改善をしたいところであり、前回の市場ではやりたいことができた。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではなく、ラ・リーガで戦うために必要だと思われたポジションの補強を行えた。それによって、正しい道を進めている」と、現在のチームで残りのシーズンを戦うことになる見通しを語った。

 バルサが夏の補強を行えた背景には、今後25年間のテレビ放映権の25%の譲渡と「バルサ・スタディオ」の一部売却による資金調達があった。冬の移籍市場で新たに選手を放出できれば、別の選手を獲得できる可能性もあるが、ジョルディ・クライフ氏は「そんなに簡単ではない。FFP次第だ。一人を放出したとしても、十分ではないことがある。そして、それをする価値があるかどうかは見極めなければいけない」と話している。

 夏の移籍市場では放出要員となっていたオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングについても、「今は(放出について)話していない。その時は過ぎた。彼は重要な役割を担っている」と、残留することを明確にした。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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