永井のJ初ハットトリックで名古屋が福岡に5発大勝! 2連勝で逆転残留へ前進

攻撃陣爆発の名古屋、年間勝ち点を29に伸ばす

 クラブ創設以来初の降格危機に瀕している名古屋グランパスは1日、本拠地でJ1セカンドステージ第14節のアビスパ福岡戦に挑み、元日本代表FW永井謙佑のハットトリックの活躍もあり5-0と快勝。2連勝で年間勝ち点を29に伸ばし、逆転残留に一歩前進した。

 年間最下位に沈む福岡が相手ということもあり、名古屋は序盤からリズム良く攻撃を展開。前半18分にMFハ・デソンが相手陣内をドリブルで持ち上がり、ゴール右隅に鮮やかなミドルシュートを突き刺し、先制に成功した。

 その後も攻勢を強めた名古屋に追加点が生まれたのは同36分。MF田口泰士のスルーパスに反応した永井が相手DFと競り合いながらも裏へと抜け出し、左足で確実にチーム2点目を流し込むと、ここから“スピードスター”が覚醒する。

 ハーフタイムを挟んで迎えた後半2分には、ハーフウェーライン付近の左サイドでボールを受けるとドリブルを開始。相手を2人かわして中に切れ込むと、ペナルティーエリア手前で右足を振り抜き、圧巻のミドルで2点目を突き刺す。さらにその8分後には、DF磯村亮太のシュートを相手GKが弾いたこぼれ球を左足で押し込み、自身3点目のゴールを奪う。永井はこれが、Jリーグで初のハットトリック達成となった。

 試合はその後、同41分にDF酒井隆介にもゴールが生まれて5-0。福岡に完勝し2連勝の名古屋は、これで年間勝ち点を29に伸ばし、逆転残留に大きく前進した。一方の福岡は年間勝ち点19から積み上げられず。他会場の結果次第では、今節での降格が決定する。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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