レスター優勝時の“5001倍オッズ”が復活! 英ブックメーカーが抽選で選んだ1人に適用

昨季の“奇跡のプレミア制覇”は、大手3社で10億円の大損害

 昨季、日本代表FW岡崎慎司の所属するレスター・シティは、英ブックメーカーの5001倍という超大穴予想を覆す快進撃でプレミアリーグを制した。まさかの展開によりブックメーカー各社は思わぬ損害を被る結果となったが、今季も「5001倍」の高配当を手にするファンが現れるかもしれない。英地元紙「レスター・マーキュリー」が報じた。

 昨季の開幕前にレスターの優勝を信じた人は、どれだけいただろうか。英国のブックメーカーも昇格2年目、それも開幕直前にナイジェル・ピアソン前監督が電撃辞任するなどゴタゴタのなかでシーズンを迎えたレスターの優勝を予期せず、5001倍という高配当オッズをつけた。

 大手ブックメーカー「ウィリアム・ヒル」社が過去に同等のオッズをつけた賭け対象の事例を見ると、「1977年に死没した伝説のロックスター、エルビス・プレスリーが生きていた」「スコットランドのネス湖に住むと言われているネッシー、もしくはヒマラヤ山脈のイエティという未確認動物の生存確認」、「バラク・オバマ大統領が退任後、イングランドでクリケット選手になる」といった、ほぼ実現不可能なものばかりが並んでいた。しかし、レスター優勝という“奇跡”は実現。5001倍のオッズを付けた大手ブックメーカー3社は、計770万ポンド(約10億円)の損失を被ったと言われている。

 今季はこれほどの高配当を付けるところはなくなったが、「BetStars」社は抽選で選ばれたただ1人に、レスター優勝5001倍という夢のオッズを復活させた。

 

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