“出場率50%”の惨状… 欧州カップ戦に参戦する日本人10選手のうち5人が「出番なし」

今節の先発出場は4選手、ゴールを奪ったのはマインツ武藤のみ

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ第2節が29日に各地で行われた。UEFAチャンピオンズリーグも含め、今季は欧州カップ戦に日本人所属クラブが計10チーム参戦している。その動向をチェックしてみよう。

 最も好印象を残したのは、マインツのFW武藤嘉紀。ガバラとのアウェー戦に先発出場し、前半41分にゴールやや左の位置でパスを受けると、エリア内から左足を振り抜いて先制ゴールを決めた。マインツは3-2で勝利し、24歳のストライカーはUEFA公式サイトによるMVPに選出された。後半39分に途中交代となったが、今季は公式戦5試合で3得点と好調を維持。リーグ戦ではベンチからの出場が続いているため、わずか200分間の出場だが、少ない時間のなかで結果を残し続けている。

 敵地でイスラエルのハポエル・ベエルシェバと対戦したサウサンプトンDF吉田麻也は、センターバックの一角として先発フル出場。スコアレスドローに終わった。日本代表には選ばれていないものの、ルーマニアのアストラで活躍するMF瀬戸貴幸も4-3-3システムの中盤の一角としてフル出場したが、チームはセリエAの強豪ローマに4-0と大敗を喫している。

 スイスのヤングボーイズで今季すでに16試合で8得点を決めているFW久保裕也はアスタナ戦に先発出場。右ウイングで出場したが、得点には絡めずに後半アディショナルタイムに途中交代し、チームも0-0で引き分けた

 

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