モウリーニョ監督が“同業者”アラダイスに同情 英国代表監督の電撃解任に「気の毒に思う」

「彼のことが好きだ。彼を尊敬している」とビッグ・サムへエールを送る

 マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、イングランド代表監督を在任わずか67日で解任されたサム・アラダイス氏について「気の毒に思う」と同情を寄せている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。

 アラダイス氏は英紙「テレグラフ」によるおとり取材にまんまとひっかかってしまった。FIFAなどが禁止している「第三者による選手の保有」規定を回避する指南役などで、アラダイス監督が40万ポンド(約5400万円)の契約を結んだことが明らかになった。

 モウリーニョ監督は「自分が言えることはサムが好きということ。気の毒に思う。なぜなら、彼の夢の仕事だったからね」と語った。ボルトン、サンダーランドなど中堅クラブを率い、ロングボール中心の戦術で戦い続けた61歳の老将は、やっとつかんだ代表監督の座を自らからの愚行で台無しにしてしまった。

「二つ目は、今回起きたことは彼と私との関係に何の影響をもたらさない。彼のことが好きだ。彼を尊敬している。これは変わらないだろう。彼とFAとの問題なんだ」

 フットボール界から立ち去ることになりそうな「ビッグ・サム」の愛称で知られた同業者に対して、モウリーニョ監督はそうエールを送っていた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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