【W杯】日本代表はここを突け! コスタリカリーグ経験者が語る“弱点”とキーマン

コスタリカなど11か国のプロリーグでプレーした斉藤誠司氏【写真:本人提供】
コスタリカなど11か国のプロリーグでプレーした斉藤誠司氏【写真:本人提供】

相手が前に出てきた背後のスペースを活用せよ

 ただ、コスタリカは初戦を落としたことで、日本戦はこれまでとは全く違う戦い方で挑んでくるはずだと斉藤氏は予想。それゆえに生まれる“弱点”を日本は突くべきだと指摘する。

「コスタリカは元々、守備重視のカウンタースタイル。守備を固めて、ボールを奪って、前のスペースがあるところにフィジカルの強い、スピードある選手でフィニッシュに持ち込んできます。でも、日本戦は勝ち点3を取らないといけないので、点を取りに来る戦術で来るはずです。日本は守備を固める相手は苦手な傾向がありますけど、コスタリカが前からプレッシャーをかけに来てくれれば、真ん中、サイドにスペースが空くので、そこを突けば得点できるチャンスは増えます。フィジカルがあって球際が強いコスタリカは、その一方で、背後のスペースに抜け出るスピードに弱いので、上手くパスで崩してサイドを攻めされるか。浅野拓磨選手のような裏に抜けるタイプの選手がキーマンになると思います」

 グループリーグ突破に向けて重要な一戦を、「普通に戦ったら3-1で日本(の勝利)」と予想した斉藤氏。「W杯は何が起こるか分からないし、1-1の引き分けになる可能性もあるので前半が本当に大事だと思います」と森保ジャパンにエールを送っていた。

[プロフィール]
斉藤誠司(さいとう・せいじ)/1986年5月27日生まれ、埼玉県出身。柏レイソルの下部組織で育ち、16歳でブラジルに渡って名門サンパウロのユースにテスト合格した。その後、ブラジル、ポルトガル、シンガポール、ポーランド、インド、ラトビア、インドネシア、バーレーン、モンゴル、マカオ、コスタリカと計11か国のプロリーグに在籍。今シーズンはプロ選手としては一時休業中で、現在は世界各国で代理人業や、日本とブラジルでサッカーアカデミー運営を行っている。

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