【W杯】浅野拓磨、アジア勢が苦戦もGL初戦ドイツ戦に強気 「何も恐れることはない」
カタール、イランが黒星スタートも浅野はドイツ相手に臆さず
カタール・ワールドカップ(W杯)が開幕し、アジア勢は苦しんでいる。開幕戦でカタール代表がエクアドル代表に0-2で敗れ、2日目にはイラン代表が2-6でイングランド代表に一蹴された。
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11月21日に行われた日本代表の練習中に行われたイランとイングランドの試合結果を耳にしたFW浅野拓磨(ボーフム)は、「間違いなくアジアとヨーロッパ、南米とのレベル差はまだまだあると思う」と前置き。そのうえで、「こういう大会は何が起こるか分からない。技術とか戦術とか、いろんなクオリティーも必要になってきますが、いろんな先輩と話をしていても、最後は気持ちの強いチームが試合をモノにできると僕自身も感じていますし、そういう話も聞いています。だからこそ、僕らにもチャンスはある。僕も含め、ここに集まっている選手は、その気持ちが強い選手ばかりなので、何も恐れることはないと思う」と、アジア勢の不振にも動じない姿勢を見せた。
気がかりなのは、負傷明けの浅野のコンディションだ。練習後、ミックスゾーンに現れた浅野は、息を切らして、汗も止まらなかった。「前の試合(カナダ戦)も、僕自身は調整という気持ちで臨んでいませんでしたし、結果的に自分自身、散々な試合ではありましたが、その試合に向けても100%の準備をしました。僕自身の出来は全く良くありませんでしたけど、あの試合はカタールよりも気温も湿度も高い中でやれて、僕自身のコンディションもすごく上がっている。練習の中でもやれることはやっているので、試合は間違いなく、問題なく走れる。チームのために全部を出し切れる準備はできている」と、力を込めた。
カナダ戦でもう1つ注目されたのは、浅野のプレッシングだ。どれだけドイツの最終ラインにも簡単にプレーさせずに、相手のパスコースを限定して後方を助けられるかは、大きなポイントになる。
「結局は試合が始まらないと分からないところですが、今日を含めて今まで日本代表として、そこのイメージ作りとか、イメージを共有することはやってこれている。そこをチームとしてピッチ上で表現できれば、どんな相手にとっても日本が脅威になるチームであることは間違いないと感じている。そこは自信を持ってプレーするだけ」
カナダ戦では、攻撃面でほとんど見せ場が作れなかった浅野。本大会では、その鬱憤も晴らす活躍が期待される。