なぜサッカーに惹かれるのか 日本代表担当のテレビ朝日・林美沙希アナが伝えたい魅力

W杯アジア最終予選は豪州戦の田中碧(17番)の一撃で流れが変わった【写真:高橋 学】
W杯アジア最終予選は豪州戦の田中碧(17番)の一撃で流れが変わった【写真:高橋 学】

W杯メンバーの選考で腑に落ちた森保監督の言葉

――林さんは、2021年10月のカタールW杯アジア最終予選の第4節オーストラリア戦(2-1)から、テレビ朝日の日本代表戦中継の進行役を務めています。森保ジャパンの印象と、日本代表戦の担当になって一番の思い出は?

「今の日本代表は、連係しながらチームとして戦うなかでも選手たちが個で輝いている印象です。ホームでのアジア最終予選オーストラリア戦で、初めて日本代表戦をスタジアムで見ました。(1勝2敗のスタートで)もしここで負けてしまったらW杯出場が厳しくなるかもしれないという崖っぷちのシチュエーションで、コロナ禍で声が出せない状況も相まって、緊張感から会場がすごく静かだったんです。そのなかで、(前半8分に)田中碧選手が決めたゴールによって、希望が見えてきた雰囲気が感じられました。田中碧選手の笑顔もすごく覚えていますし、1点で一気に流れが変わるんだと実感した試合でした。

 選手の情報はインタビューを聞いて気になる情報をノートにメモしたり、雑誌やインターネットの記事を見て勉強しています。大学時代のサークルの友人がサッカーが大好きですごく詳しいので、先日も天皇杯決勝を一緒に見に行って戦術を教えてもらい、カタールW杯のメンバー発表に関しても感想を言い合いました。まだまだ勉強していかないといけないと思っています」

――カタールW杯に臨む日本代表メンバー26人の印象を訊かせてください。

「正直、大迫勇也選手、原口元気選手がメンバーに入っていないことには驚きました。森保一監督がさまざまなことを考慮して選び抜いた26人だと思いますので、選ばれた選手のみなさんの活躍を私は応援していきたいと思います」

――日本代表(FIFAランキング24位)は、ドイツ代表(同11位)、コスタリカ代表(同31位)、スペイン代表(同7位)と対戦します。“死の組”とも言われるグループの印象は?

「グループステージ初戦のドイツ戦はもちろん大事ですが、第2戦で戦うコスタリカはFIFAランキング上は日本代表のほうが上とはいえ、決して侮れない相手だと思います。もちろん日本代表が勝つところ、ベスト8以上の目標を達成する姿を見たいです。ただ、勝敗はもちろん、ドイツやスペインのようなW杯優勝を経験している強豪国相手に、今の日本代表がどのような戦い方でどこまで渡り合えるのか、選手個々のプレーに注目したいです」

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