“永遠の王子”トッティが今季初スタメンで躍動 指揮官も「ローマは彼に学ぶべき」と称賛
本拠地クロトーネ戦で正確無比なパスを通して、ジェコのゴールをアシスト
ローマの“永遠の王子”フランチェスコ・トッティが、その色褪せない技術を見せつけた。21日の本拠地クロトーネ戦で今季初スタメンを飾ると、後半にはFWエディン・ジェコのゴールをアシストするなど躍動。チームの中心として4-0の勝利に貢献した。
9月27日に40歳の誕生日を迎えるトッティだが、2-0とリードした後半3分にローマの本拠地オリンピコのサポーターを魅了した。トッティはカウンターの局面で最終ラインの背後を取ったジェコを見逃さず、自陣から正確なロングフィードを送る。ジェコは相手GKと入れ替わるようにシュートを決めた。パスが少しでも長ければ流れてしまう場面で、正確無比なパスを供給した。イタリア代表の中心として活躍していた時にも、何度となく見せてきた一撃必殺のラストパスだった。
イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」では、試合後の記者会見におけるルチアーノ・スパレッティ監督の談話を報じている。
「トッティは常に決定的な仕事をしてくれる。ローマは彼に学ぶべきだね。私は、トッティがチームの中でさらにそのクオリティーを示してほしいと思っているよ。もし今日のようなプレークオリティーを維持できるなら、どんな試合にだって起用できる」
ローマ一筋で25年目のシーズンとなるトッティは、自身の公式サイト上で今季がラストシーズンになる可能性が高いことを表明している。しかし、そのピッチ上で放つ輝きを見られるのがあと1年というのはあまりにも勿体ないと感じるほどに、ローマの中心で“王子”が躍動している。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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