C・ロナウド狙った“クロス戦術”「あれは愚かだった」 マンU監督、単調な攻撃に苦言

マンUを率いるエリック・テン・ハフ監督【写真:ロイター】
マンUを率いるエリック・テン・ハフ監督【写真:ロイター】

敵地でアストン・ビラに1-3敗戦、ブルーノ・フェルナンデスを欠いた攻めに課題

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは現地時間11月6日のプレミアリーグ第15節でアストン・ビラと敵地で対戦し、1-3で敗れた。試合後、エリック・テン・ハフ監督は攻撃がFWクリスティアーノ・ロナウドをめがけた単調なクロス一辺倒になっていたチームの戦いぶりに「愚かだった」と苦言を呈した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。

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 公式戦9試合負けなしと好調だったユナイテッドだが、ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスが出場停止で欠場。効果的な攻撃を仕掛けることができず、守備陣も前半11分までに2失点と安定さを欠いた。結局、奪ったゴールはオウンゴールの1点のみで、後半にも失点して1-3で敗北。プレミアリーグでは10月のマンチェスター・ダービー以来6試合ぶりの黒星となった。

 この試合では、1トップに入ったロナウドを目がけたクロスボールが目立ったが、それ一辺倒の単調な攻撃ではゴールにつながる気配は感じられなかった。試合後の会見でテン・ハフ監督にはロナウドの頭を狙うように指示があったのかという質問が向けられたが、オランダ人指揮官は「ノーだ。あれは愚かだったと思う」とロナウドへの“クロス戦術”が効果的ではなかったと語っている。

「クロスを上げる位置が遠く、タイミングも早過ぎた。それでは彼の助けにはならない。もっと適切なタイミングでクロスを上げる必要がある。後半もクロスを上げるのが早過ぎだったと思う。前半、ポケットに入り込んだクリスティアン・エリクセンからロナウドにいいボールがあったが、あれが正しいタイミングだろう」

 テン・ハフ監督は欠場したフェルナンデスの重要性を強調しつつ、一方で「試合に勝つためには、今ピッチに立っている選手たちが必要。彼らが情熱と欲望を持ち、フットボールのルールと原則に従って自分の仕事を100%こなせば試合に勝てる」と起用された選手たちの奮起に期待した。

 ウナイ・エメリ新監督の初陣となったアストン・ビラに白星を献上したユナイテッドは今季4敗目で勝点23のまま足踏み。13試合を終えて5位に位置している。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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