リバプールは「補填が必要なことは明白」 南野拓実の“穴”を現地指摘「成績が間違いを証明」
アタランタのナイジェリア代表FWアデモラ・ルックマン獲得を推薦
フランス1部ASモナコの日本代表MF南野拓実は、今夏リバプールから1700万ポンド(約27億円)の移籍金で完全移籍加入した。新天地での挑戦に臨んでいる一方、リバプールはその“穴”を埋め切れずにいると、現地メディアは指摘している。
南野は2020年冬の移籍市場でリバプールに加入し、サウサンプトンへの期限付き移籍を経ながら今夏まで在籍。公式戦55試合出場14得点を記録し、昨季はカップ戦2冠に大きく貢献した。
リバプール専門メディア「リバプール・ドットコム」では、「リバプールはタクミ・ミナミノの穴を埋めるために元エバートンの1300万ポンド男の獲得を検討すべき」と見出しを打ち、南野の“代役”を確保すべきと論じている。
記事ではイタリア・セリエAアタランタのナイジェリア代表FWアデモラ・ルックマンの獲得を推薦。ルックマンはかつてリバプールの地元のライバル・エバートンに所属しており、今季はリーグ戦12試合5得点3アシストと好調を維持している。
「ルックマンは非常に印象的な活躍を見せているが、現在のフォームを維持できるかは注視が必要だ。リバプールが獲得しても即戦力となる必要はないが、南野拓実やベルギー代表FWディボック・オリギのように、必要な時にユルゲン・クロップ監督のオーダーを満たす選手となることは可能だろう。
(リバプールを経営する)FSG(フェンウェイ・スポーツ・グループ)は今夏、その役割の選手を補充しなかった。南野、オリギ、そしてセネガル代表FWサディオ・マネも去り、獲得したのはウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスと、U-21ポルトガル代表MFファビオ・カルバーリョのみ。これは今季のクロップの失望につながっており、補填が必要なことは明白だ」
そして「リバプールは南野とオリギの代役がいなくても問題ないと考えていたが、シーズン序盤の成績が間違いを証明している」と指摘。ルックマンこそが最適な解決策になるだろうと提案している。
南野もモナコ移籍後は苦しい時期を過ごしているが、リバプールも“穴埋め”ができていない。今季ここまで9位と苦戦するなか、冬の移籍市場で前線の層を補充することになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)