森保JのW杯メンバー、GK3→4枠も? 下田コーチが見解、PKのスペシャリスト招集の可能性「ゼロにしてはいけない」
下田崇GKコーチがオンライン取材対応、GKの招集枠に言及
日本サッカー協会は、来月開幕するカタール・ワールドカップ(W杯)に出場する日本代表のチームスタッフのオンライン取材対応を行い、下田崇GKコーチが応じた。
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ドイツ遠征ではGK権田修一(清水エスパルス)が負傷。遠征後にはGKシュミット・ダニエル(シント=トロイデン)が負傷したという情報が流れ、森保ジャパンの守護神のコンディションが不安視されている。下田氏は彼らの状態について「もちろん(報告を)いただいています」と言い、「W杯は選考に上がれる状態にあると聞いています」と、メンバー選考には支障がない程度の状態にあることを説明した。
また、森保一監督は「基本的には3人」と26名の最終登録メンバーのうち、GKは3人とする考えを持っていることを示していたが、下田氏は「4人にする可能性もゼロではありません」と言い、PKのスペシャリストを招集する可能性を指摘した。
「VARが入ったことで、PKのシーンも増えてきています。W杯でも増えると思いますし、決勝ラウンドに進めばPK戦もある。PKに強い選手を入れるという選択肢も、ゼロにしてはいけないと思っている」と、語った。
今回、日本がグループリーグで対戦するドイツ、コスタリカ、スペインには、GKにスター選手も多い。ドイツには、世界最高のGKと評価されるGKマヌエル・ノイアー(バイエルン・ミュンヘン)がおり、コスタリカにもGKケイラー・ナバス(パリ・サンジェルマン)、スペインにもGKダビド・デ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド)、GKケパ・アリサバラガ(チェルシー)と、欧州のビッグクラブでゴールマウスを守るGKがいる。逆サイドのゴールマウスに、こうした名手がいることについて、自身も日本代表でプレーした経験のある下田氏は、ポジティブなことだと語った。
「同じグループの対戦国に、素晴らしいGKがいることはモチベーションになります。特に日本のGKにとっては、アドレナリンが出やすい状況になると思う。相手の攻撃陣に対して、我々のDFとの連係を含めて、協力して守ることが大事。GKのトレーニングだけではなく、フィールドプレーヤーと連係を取れるようなトレーニングをして、良い準備をして迎えるのがいいと思う」と、本大会に向けた準備について話している。
日本が史上初のベスト8以上という目標を達成するためには、GKの活躍は不可欠となるだろう。下田氏がどういう状態で最後尾を固めるGKをピッチに送り出せるかは、本大会に向けて大きなポイントになるはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)