新潟×仙台、先制ゴール直前のスローイン判定を検証 レフェリーに求められる“危機意識”とは?

新潟×仙台、先制ゴール直前のスローイン判定を検証(写真はイメージです)【写真:高橋 学】
新潟×仙台、先制ゴール直前のスローイン判定を検証(写真はイメージです)【写真:高橋 学】

「Jリーグジャッジリプレイ」では、仙台MF中島が蹴り出したボールは新潟MF小見に当たったという意見が多数

 スポーツチャンネル「DAZN」の判定検証番組「Jリーグジャッジリプレイ」で、10月8日のJ2リーグ第40節アルビレックス新潟とベガルタ仙台の一戦で後半19分に新潟が先制した場面で、新潟ボールのスローインという判定が正しかったのかが取り上げられた。

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 この場面では、新潟が左サイドの奥まで攻め込んだあとに仙台がボールをカット。仙台MF中島元彦が新潟MF小見洋太のプレッシャーを受けながらタッチライン方向にボールを蹴り出すと、新潟ボールのスローインと判定された。これを素早くリスタートした新潟はMF伊藤涼太郎がゴールを決めるが、そもそも中島のキックは目の前の小見に当たってライン外へ出ているように見え、仙台ボールのスローインとなる場面だったように思われる。

 番組ではミスジャッジだったという前提のうえで、元国際審判員・プロフェッショナルレフェリーの家本政明氏は「このエリアは非常に見づらい。ゴールライン側かピッチの外から見るしかないが、審判は中にいる。事実はなかなか確認できないが、音やボールの軌道、回転、勢いで『あれ?』と思えるか。1タッチの可能性があるという意識で見られるか。そうした違和感は第4審判や副審も分かるので、レフェリーチームの総合力で判断したこともある」と、審判側の危機意識が必要な場面だったと指摘している。

 また、仙台の選手たちがマイボールだと思っているなかで新潟がかなり早くスローインをしてゴールを奪った場面だっただけに、平畠啓史氏は「投げる前に笛で止めて、仙台の選手にも教えるべきなのではないか」とコメント。家本氏も「配慮の話で、笛を使うかは別にしてもレフェリーとしては新潟ボールと思っている、仙台の選手に配置についてもらうということを伝える意識があって良かった。ちょっとした気遣い、親切さ、信頼関係でゲームが大きく変わる経験をたくさんしてきたので、配慮があったほうが良かった」と話した。

 一方で、ゲスト出演した元ロンドン五輪日本代表監督の関塚隆氏は「シーズンを通して新潟はリスタートを早くプレーする習慣がついている。相手ボールだと思いつつもすぐにスローインをする。スキを見せるな、スキを突けとよく言うが、その差は少し出たと思う。選手たちもアピールするのはいいけど、プレーを止めるな、正しいポジションにつきながらアピールしろというのも大事なポイントだと思う」と、指導者としての目線でこの場面についてコメントしていた。

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