FIFA、世界のクラブチームに420億円超を分配 カタールW杯参加への補償プログラム開始を発表
W杯公式準備期間を含め、選手が大会に残る日数に応じて補償
国際サッカー連盟(FIFA)は、ワールドカップ(W杯)の成功に対するサッカークラブの協力に報いる取り組みとして、世界中のクラブに2億900万米ドル(約423億円)を提供するクラブ・ベネフィット・プログラムの申請手続きの開始を発表した。クラブは、W杯公式準備期間を含め、選手が大会に残る日数に応じて補償を受け取るという。
この取り組みでは、2018年W杯後、すでに63加盟団体から416クラブが同金額の恩恵を受けているといい、今回初めて、クラブは「FIFA Professional Football Landscape」のプラットフォームを通じてデジタル申請が可能となる。カタールW杯期間中および公式準備期間中に所属選手が代表チームに残留した日数に応じて約1万米ドル(約140万円)が受け取れるようになり、補償金は所属選手がカタールW杯前の2年間に所属していたすべてのクラブに支払われる。
クラブ・ベネフィット・プログラムは、FIFAと欧州クラブ協会とのより広範な協力協定の一部で、2010年のW杯に先立ち開始。2015年には2018年、22年W杯の両方をカバーするために延長された。
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