メッシが語る盟友イニエスタの天才性 「すべてのプレーを簡単にやってのける」

「見るだけでお互いを理解できるんだ」

 「僕たちはあまり話好きじゃないという部分で共通点がある。彼は端に座っていて、僕は別の端に座っている。でも、僕たちの道は交錯しているし、常につながっている。見るだけでお互いを理解できるんだ。それ以上のものは必要ない。ピッチ上では彼の近くでプレーしたい。特に状況が悪い試合では。そういう時はこう言うんだ。『もっと近くに来て欲しい。君のそばでプレーしたい』と。

 彼は支配力と責任を帯びている。彼がチームを導く。アンドレス、シャビ、ブスケッツと僕は、近くでプレーするのが好きだった。ボールと試合を支配するための最大限のアドバンテージを手にできた。我々はとても幸せな瞬間を経験できた。特にベルナベウでのゴールを決めた後の、感動的な抱擁は特に忘れられない。彼からの最高のジェスチャーだったんだ」

 2015年11月21日のクラシコで、バルセロナは敵地でレアルを4-0で撃破した。後半9分に3点目を決めたイニエスタはこの試合に途中出場し、ウォーミングアップしていたメッシに抱きついた。かつてバルサに君臨した司令塔シャビ・エルナンデスが、2季前に三冠を成し遂げてカタールに去った今、昨季二冠を達成したバルサを支えているのはメッシとイニエスタの深い絆なのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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