W杯2030年大会、ウクライナ開催プラン浮上 1グループのみ実施を計画…共催立候補スペイン&ポルトガル連盟により正式発表へ
軍事行動が止まらないロシアに対し、サッカー界からのメッセージに
ロシアによる侵攻を受けるウクライナが、スペインとポルトガルが共催を目指す2030年ワールドカップ(W杯)開催にグループリーグの開催地として参加するプランが浮上しているという。英紙「タイムズ」が報じている。
同紙によると、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はスペインとポルトガルが共催を目指す2030年W杯で、自国がグループステージの一部ゲームでの開催地になるプランを了承。1つのグループをウクライナで開催することが基本計画になっているという。
この新しいパートナーシップは、5日に欧州サッカー連盟(UEFA)の本部でスペインとポルトガルのサッカー連盟により正式発表される見通しだという。この提案は、サッカーが希望と平和を取り戻すことができるという考えを利用したもの。安全保障の確保は必要だが、2030年にはロシアの侵攻が終わり、国の再建が進んでいることが期待されているとした。
W杯は26年から48チームに拡大されることが決まっている。このプランが成立すればウクライナも“開催国”として、自国でグループステージを戦うことになるとみられる。また、軍事行動が止まらないロシアに対し、サッカー界からのメッセージを発することにもなりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1