浦和Lが初代WEリーグカップ女王へ! 3点ビハインドから猛追、PK戦を制して勝利
PK戦を4-2で制した浦和が勝利
日本女子のプロサッカーリーグ「WEリーグ」が今季から創設した国内カップ戦「WEリーグカップ」の決勝が10月1日に味の素フィールド西が丘で行われ、日テレ・東京ヴェルディベレーザの3点リードを三菱重工浦和レッズレディースが追いつく激闘からPK戦の末に浦和が勝利して初代女王に輝いた。
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全11チームを2つに分けてグループステージを行い、浦和は6チームのグループAを3勝2分、ベレーザは昨季リーグ優勝のINAC神戸レオネッサも入った5チームのグループBを2勝2分で突破して決勝戦に臨んだ。
序盤から両チームともセンターバックからつないでいく姿勢を見せたゲームは前半25分、ベレーザDF岩清水梓が浦和のプレスの間をドリブルで割って打開すると攻撃は左サイドに展開。MF北村菜々美のクロスにFW植木理子が頭から飛び込んだシュートはクロスバーに当たるが、素早く起き上がった植木がダイビングヘッドでこぼれ球に飛び込んで押し込み先制点をマークした。
さらにベレーザは前半29分、浦和のDF高橋はなが左サイドに展開しようとしたボールをカットしたFW藤野あおばが植木にラストパスを送り、植木が相手と競りながら流し込んで追加点。ベレーザが2-0とリードしてハーフタイムを迎えた。
前半からペナルティーエリア内でのシュートチャンスを何回も作りながらゴールが遠い浦和は、後半もMF猶本光がゴール前で放ったボレーシュートがGK黒沢彩乃にファインセーブされるなど決定力を欠いた。逆にベレーザは後半27分、セットプレーの二次攻撃からDF村松智子が上げたクロスが浦和GK福田史織の頭上を襲う絶妙なループシュートになり、福田が触ったボールがそのままゴールへ。決定的とも思える3点差がついた。
しかし、浦和はここから一気の反撃を見せ、後半30分にハーフウェーライン付近の左サイドで受けたMF清家貴子が一気にドリブルで突破してゴール。さらに1分後、コーナーキックのこぼれ球をMF安藤梢が押し込んで2-3と、あっという間に1点差に詰め寄った。
さらに浦和は後半39分、ペナルティーエリア内の混戦でベレーザにハンドがあったとして獲得したPKを菅澤が冷静に決め、怒涛のゴールラッシュで3-3の同点に。大会方式により延長戦はなくPK戦に決着は持ち越された。
先攻のベレーザは3人目のMF三浦成美がクロスバーに当てて失敗し、4人目の藤野のシュートは浦和GK福田が見事なストップ。浦和が4人全員が決めてPK戦4-2で勝利し、初代女王の座を手にした。
(FOOTBALL ZONE編集部)