「内容は全く違った」 9月シリーズ1勝1分の韓国、日本との“采配の差”に母国紙が言及

韓国代表と日本代表【写真:ロイター】
韓国代表と日本代表【写真:ロイター】

韓国はイ・ガンインら7選手を使うことができず

 森保一監督率いる日本代表(FIFAランキング24位)は、アメリカ(同14位)、エクアドル(同44位)と対戦したドイツ・デュッセルドルフでの9月シリーズを1勝1分で終えた。同じく、カタール・ワールドカップ(W杯)に出場する韓国(同28位)も9月のテストマッチは1勝1分だったが、母国紙は「内容は全く違った」と指摘している。

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 日本は9月23日にアメリカと対戦し、連動したプレスを中心に主導権を握って2-0で勝利。27日のエクアドル戦はスタメン総入れ替えで臨み、試合結果は0-0のスコアレスドローだった。一方の韓国は、23日に日本がW杯で対戦するコスタリカ(同34位)に2-2、27日のカメルーン(同38位)戦では1-0と勝利した。

 韓国紙「朝鮮日報」は、「1勝1分。W杯に出場する韓国と日本が9月に行った親善試合2試合の結果は同じだった。しかし、内容は全く違った」と指摘している。

 日本に関しては、「アメリカ相手に印象的な戦いぶりを見せた」としたうえで、「エクアドル戦でスコアレスドローだったが、選手の実力チェックという目的は果たした」と、森保監督が招集した選手の多くを起用したことに触れた。

 それに対し、韓国はカメルーン戦ではスタメンを5人入れ替えたものの、2試合でMFイ・ガンイン(マジョルカ)ら7人(26人中)が出番なしで所属チームに戻ることになった。記事では、ホームで対戦した2か国が主力を欠いていたことも踏まえ、「今回の国際Aマッチウィークにブラジルをはじめとする多くの強豪がヨーロッパに集まった。韓国が海外で親善試合を行っていたら、対戦国を選ぶ幅がさらに広がっていた可能性がある」「結果も重要だが、親善試合なのだから選手たちの技量を試さなければいけないのではないか」と母国の代表チームに切り込んだ。

「朝鮮日報」紙は、「主力中心のメンバー、これまでの戦術で戦った韓国と、突発する事態に備えて選手の技量を幅広く試した日本、W杯ではどちらがよりいい成績を残すだろうか」と比較を締めくくっていた。

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