南野拓実、エクアドル戦で“本職”トップ下先発へ 鎌田大地との違いに言及「僕のほうが、もう少しゴール前で仕事をするタイプ」
「やっぱり個人的には、常にアピールしたい」と闘志
ようやく日本代表で、“本職”を務めるチャンスが訪れそうだ。森保一監督は9月26日に行われたエクアドル代表戦に向けた前日会見で、4-2-3-1システムの継続と先発の総入れ替えを明言した。アメリカ戦(2-0)でMF鎌田大地(フランクフルト)が入っていたトップ下で、先発出場が有力視されているのがMF南野拓実(ASモナコ)だ。
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カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選では、4試合で5得点とゴールを量産した南野だったが、最終予選では8試合に出場して1得点に留まった。本来、中央のアタッカーである南野だが、左サイドハーフで起用され続けていた。右サイドではMF伊東純也(スタッド・ランス)が計4得点を挙げて、チーム内得点王になる活躍でチームを牽引していたこともあり、左サイドの南野には疑問符が付けられることも増えてきていた。
そうしたなかで迎える今回のエクアドル戦は、初戦で先発出場した鎌田、MF久保建英(レアル・ソシエダ)が先発から外れる見込みであり、本職であるトップ下で南野にチャンスが与えられそうだ。「真ん中でプレーしていて、どういうふうに攻撃に関わっていくかはイメージしています。そのうえで、チームに貢献できるように結果を出せればいいなと思います」と、淡々と語った。
森保ジャパンでは、実績が十分な南野だが「やっぱり個人的には、常にアピールしたい。自分はこのチームで、どういうプレーで貢献できるかという気持ちが一番。W杯寸前になって、チームとしてどういうふうにプレーするかも含め、明日、メンバーを総替えして、僕がそこでプレーするのであれば、そういう責任感も感じる。でも、僕的にはいつもどおりプレーするのがやりやすい。何かを背負ってプレーするより、チャレンジすることが得意なので、あまり考えずにプレーしたい」と、自然体で臨む意向を示した。
森保一監督は、W杯で1試合ごとのターンオーバーも視野に入れているようなコメントをしていたが、南野は「やっぱりすべてのポジションにレベルが高い選手がいる状況は、みんなが理解していて、それはすごくいいこと。もしかしたらW杯でも中3日のタフな試合のなかで、ターンオーバーできる力があるのであれば、それはいいことだと思う。チャンスをもらえれば、そういう部分を選手たちは示したい」と、指揮官のプランを遂行する覚悟を示している。