ポルトガル代表DFダロトが攻守に貢献し、チェコを4-0で撃破

　ポルトガル代表は現地時間9月24日に行われた、UEFAネーションズリーグ（NL）グループA／グループ2・第5節でチェコ代表と対戦し、4-0の快勝を収めた。海外メディアではこのゲームで2ゴールを挙げたDFディオゴ・ダロト（マンチェスター・ユナイテッド）をマン・オブ・ザ・マッチ（MOM）に選出し、「並外れたパフォーマンス」と称賛している。

　ここまでのNLで2勝1分1敗での成績で2位のポルトガルは、1勝1分2敗で最下位のチェコのホームに乗り込んだ。試合は序盤からポルトガルが主導権を握る展開が続くと、まずはダロトが魅せる。

　前半33分、自陣からドリブルで相手をはがして前へ運ぶと、右サイドに開いたMFブルーノ・フェルナンデスへ。ボールを受けたフェルナンデスはグラウンダーのクロスを選択。飛び込んだFWクリスティアーノ・ロナウドは相手に潰されるも、流れたボールを逆サイドのFWラファエル・レオンがダイレクトで折り返し、上がっていたダロトが合わせて代表初ゴールを奪った。

　ポルトガルは同アディショナルタイムにフェルナンデスが得点して2-0で折り返すと、後半に入っても勢いは止まらない。同7分には前線に上がったダロトがミドルレンジから左足を振り抜きこの日自身2点目をゲット。同37分にはFWディオゴ・ジョッタも決め、ポルトガルが4-0の快勝を収めた。

　衛星放送「ユーロスポーツ」では、この試合で2ゴールを挙げたダロトをMOMに選出。「ポルトガルのクリーンシートに貢献しただけでなく、代表での初得点を挙げた。これまで5ゴールしか挙げていない彼にとって、これは並外れたパフォーマンスと言える」と攻守にわたる貢献に賛辞を送っている。

　さらに、「先制点の場面では、攻撃の起点となる素晴らしいスタミナを発揮して爆走し、ラストボールを受け止めた。この試合でダロットが学んだことは、もっと頻繁にシュートを打つよう自分を奮い立たせることだ」と今後より得点に貪欲になれば、さらなる活躍が待っていると評価を与えている。

　同日、グループ3ではスペイン対チェコの試合も行われ、1-2のスコアでスペインが敗れた。これにより、残り1節を残してポルトガルの1位通過が確定。NL準決勝進出を決めている。