日本代表のファンサービスが大盛況! 久保建英の隣に“意外な人物”「こんな姿ファンが見たらショック!」と記者も苦笑

日本代表の練習場に、この日から掲げられた新しい横断幕。日本から来たファンが持ってきたらしい【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
日本代表の練習場に、この日から掲げられた新しい横断幕。日本から来たファンが持ってきたらしい【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

背番号5の付いた川崎ファンと思われる女の子へ、長友が粋な計らい

 集合写真を撮る際には、背番号5の付いた川崎フロンターレのファンと思われる小さな女の子もいた。その子を見つけた長友は、DF谷口彰悟を呼び寄せて隣で写真を撮るように促した。自分のユニフォームを着ている子がドイツにいたことに谷口も喜び、女の子は無事に谷口と並んで写真に収まった。ちなみに、この後のサイン会でも、この女の子は谷口の側を離れずに話をしていた。彼女にとって忘れられない、素晴らしい体験になったことだろう。

 写真撮影が終わると、今度はサイン会だ。全員が横一列に並び、「位置について、ヨーイ、ドン!」の合図で、ピッチ上にバラバラに散らばった選手たちのもとへと走って行き、サインや写真撮影に応じてもらう。子供たちが並んでいる一番遠くに、MF久保建英が立っていたが、「ヨーイ、ドン!」の合図と同時に多くの子供たちが久保のもとへと走って行った。日本代表は合宿初日も、同じようにサイン会をしたが、その時も久保の人気は圧倒的だったという。

 ここで大活躍したのが、反町康治JFA技術委員長だ。ユニフォームにサインを求める子供がいれば、久保がサインしやすいようにユニフォームを広げて持ち、2ショット撮影を求める子供がいれば、スマホを受け取りカメラマンに早変わり。まさに久保のアシスタントという働きぶりには、松本山雅FCの監督時代から深く取材している記者が「こんな姿、松本のファンが見たらショックを受けちゃう!」と、苦笑していた。

 子供たちとの交流が終わり、チームは練習を開始する準備を始める。この時、カメラマンのところにボールが転がり、カメラマンがつま先でボールを蹴り返すと「トゥーキックかぁ、ダメだな」と、反町委員長がまさかのダメ出し。2日前にMF長谷部誠がチームに合流することを発表する際には、遠くにいた報道陣が走って集まろうとしたところ、チームスタッフが「ゆっくりでいいですよ!」と声をかけた一方で、森保一監督は「急いで! 駆け足! 駆け足!」と、走ることを要求。もちろん冗談なのだが、日本代表監督に言われたら、走る以外の選択肢はなく、駆け足で反町委員長の声が聞こえる場所に集まった。過去に監督批判を受けた腹いせではないと思うが、時折、メディアに厳しさを見せる2人だった。

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