個人技弾の三笘薫、米国人指導者が“効果”に注目 「ついにゴールを決められる選手を複数抱えるようになった」

日本代表MF三笘薫【写真:Getty Images】
日本代表MF三笘薫【写真:Getty Images】

サッカー指導者のトム・バイヤー氏は次戦に南野、古橋、旗手の起用を提言

 森保一監督が率いる日本代表は9月23日、ドイツ・デュッセルドルフでアメリカ代表と国際親善試合を行い、MF鎌田大地(フランクフルト)とMF三笘薫(ブライトン)のゴールで2-0と勝利を収めた。三笘は自慢のドリブルでゴールをこじ開けたが、日本にゆかりのある海外指導者は「日本はついにゴールを決められる選手を複数抱えるようになった」と伝えている。

 4-2-3-1システムを採用した日本は、前半25分にショートカウンターからトップ下でスタメン起用された鎌田が先制ゴールを奪う。後半に入って次々と新たなメンバーを起用し、後半23分からMF堂安律(フライブルク)と三笘を投入。するとこの2人が攻撃を活性化させ、終了間際の後半43分に三笘が衝撃を与える。

 左タッチライン際でパスを受けた三笘が、相手ゴール方向へ身体を向けるとドリブルを開始。ここで1人目の相手が対峙したなか、三笘のドリブルに合わせて下がりながら間合いを図るも小刻みなフェイントに翻弄されて寄せられずにいると、背後から寄せた2人目の相手もボールに触れずに置き去りに。エリア内で3人目が立ち塞がったが、勢い良く突破してきた三笘からボールを奪えずにシュートを許している。

 2021年11月に日本代表デビューし、2022年3月のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選オーストラリア戦で初ゴールを含む2得点を挙げた三笘。この日までに8試合で5ゴールを記録し、個人技の凄みを見せつけている。データ分析会社「オプタ」によれば、今年に入っての5ゴールはチーム最多で、その間の決定率は63%(5/8)だという。

 日本でもプレーした米国人サッカー指導者のトム・バイヤー氏は自身のツイッターで、「三笘はW杯予選で重要なゴールを決めた。日本はついにゴールを決められる選手を複数抱えるようになった」と言及。また、「南野(拓実)、古橋(亨梧)、旗手(怜央)はベンチだったので、次の試合に出るべきだ」、9月27日のエクアドル戦に向けて、ほかのアタッカーの活躍にも期待を寄せていた。

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