日本代表トリオに明暗…「キャリア最高」「感銘的」「猛省すべき」選手は? 英記者がアメリカ戦の先発11人を採点
【識者の目】冨安健洋は「最終ラインの生命線」、酒井宏樹は「代表復帰戦で安定性」
日本代表(FIFAランキング24位)は、9月23日にデュッセルドルフ・アレーナでアメリカ代表(同14位)と対戦し、2-0で快勝した。かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ(W杯)を6大会連続で取材した英国人記者のマイケル・チャーチ氏が日本のスタメン11人を採点。2選手にチーム最高の「8点」を与え、ゴールに関与せずとも「感銘的」と評し、もう1人は「代表戦キャリア最高のパフォーマンス」と絶賛した。
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日本代表・アメリカ戦の先発メンバー採点(10点満点)
<GK>
■権田修一(清水エスパルス) 6点
吉田麻也との不運な接触で交代が早まった。前半45分間ではほとんどピンチと呼べるものはなし。W杯を犠牲にするような怪我でなければいいが。
<DF>
■酒井宏樹(浦和レッズ) 7点
かつてのダイナミズムは見えなかったが、代表復帰戦で安定性を示した。オーバーラップ、囮役で、伊東のスピードを生かすスペースを作り出した。
■冨安健洋(アーセナル) 7点
代表復帰戦で最終ラインの中心と右サイドバックで実力を発揮。能力と多様性はW杯で最終ラインの生命線に。
■中山雄太(ハダースフィールド・タウン) 6点
長友のもたらすダイナミズムはなかったことが不満。守備では久保と連動。特にキーマンのデストを沈黙させたことは好材料。
■吉田麻也(シャルケ) 6点
チュニジア戦のホラーショーから立ち直りを見せた。脆弱な米代表攻撃陣のおかげもあり、比較的堅実なパフォーマンスを示した。
マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。