「プレミアで40億円の価値がある」 セルティック旗手“CL好パフォーマンス”で海外絶賛、初ゴール未遂で存在感

シャフタール戦に出場した旗手怜央【写真:Getty Images】
シャフタール戦に出場した旗手怜央【写真:Getty Images】

CLシャフタール戦で先発出場、先制ゴールに絡むなど攻守に存在感を発揮

 スコットランド1部セルティックは、現地時間9月14日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節でウクライナ1部シャフタール・ドネツクと対戦し、1-1で引き分けた。日本代表MF旗手怜央は中盤の一角でスタメン出場し、先制点に関与する働きを見せるなど攻守に奮闘したなか、海外記者は「プレミアリーグで40億円の価値がある」と絶賛している。

 CLデビューを飾った前節のレアル・マドリード戦(0-3)に続き、2試合続けてスタメンに名を連ねた旗手。4-2-3-1システムの2ボランチの一角としてピッチに立つと前半10分、いきなり見せ場を作る。DFヨシプ・ユラノビッチが自陣から敵陣左サイドへ展開したロングボールからカウンターへ。MFセアド・ハクサバノビッチがエリア内左へ侵入し、その動きを見て中に走り込んだ旗手へラストパスを送ると、旗手の左足から放たれたボールがゴールネットを揺らした。

 CL2戦目で初ゴールかと思われたが、ゴール直前に相手DFに当たっていると判断され、記録はオウンゴールに。その後も存在感は薄れず、中盤を駆け回り後半23分にピッチを去るまで攻守に奮闘。チームは前半のうちに同点に追いつかれたものの、アウェーでの貴重な勝ち点1獲得に貢献してみせた。

 その働きぶりに、スコットランドメディア「Football Scotland」がチーム最高評価の「8点」を付け、「素晴らしい視野で、パスも魅力的だった」と称えるなど複数の現地メディアから高評価が与えられたなか、英紙「デイリー・エクスプレス」などに寄稿するウィル・ランカスター記者も旗手のパフォーマンスに熱視線を送っている。

 自身のツイッター上で「旗手怜央は、間違いなく、最近のサッカー界で最大の掘り出し物の1つとして語り継がれるに違いない。130万ポンド(約2億円)で彼を獲得したことは、セルティックにとって素晴らしい発見だ。動き、冷静さ、遅れをとる能力…プレミアリーグで2500万ポンド(約40億円)の価値はある」とツイート。結果は残せなかったものの、シャフタール戦でのプレーに好印象を受けたようだ。

 6日のCLレアル戦後も、存在感を発揮したパフォーマンスを高く評価された旗手。シーズン終盤にかけてややトーンダウンした昨季を経て、今季はパワーアップした姿を見せてくれそうだ。

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