J2リーグ熾烈な昇格&残留争い 新潟がJ1復帰へ盤石の体制、プレーオフ圏内は混戦模様…“連敗ストップ”仙台が浮上

終盤戦を迎えるJ2リーグ(写真はイメージです)【写真:Getty Images】
終盤戦を迎えるJ2リーグ(写真はイメージです)【写真:Getty Images】

14日に各地で第36節を開催、残留争いは際どい状況に

 J2は9月14日に各地で第36節の試合が行われ、3位ファジアーノ岡山の連勝が止まった一方で、監督交代に踏み切った4位ベガルタ仙台は連敗ストップの勝利を収めた。そして、残留争いは得失点差で降格圏とのボーダーラインを争う際どい状況になっている。

【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから

 岡山は4連勝と好調の勢いに乗って徳島ヴォルティスとのアウェーゲームに臨んだものの、後半8分にFW藤尾翔太に許したゴールを取り返すことができずに0-1の敗戦。勝ち点63にとどまり、2位の横浜FCがモンテディオ山形に0-2の敗戦となったタイミングで勝ち点5差から詰められず、自動昇格圏内を狙ううえで痛い敗戦になった。

 一方、4連敗で伊藤彰監督に交代したものの前節も敗れ5連敗となっていた仙台だったが、栃木SCとのアウェーゲームは前半35分にFW中山仁斗が奪ったゴールを守り切って1-0の勝利。勝ち点を58に伸ばし、町田ゼルビアと0-0で引き分けたロアッソ熊本を得失点差でかわして4位に浮上。熊本は5位に転落となった。

 6位の大分トリニータは、残留争いに巻き込まれている大宮アルディージャとのアウェーゲームに2-2で引き分けて勝ち点56とした。しかし、1試合消化が少ない7位のV・ファーレン長崎が勝利して勝ち点を54に伸ばしたため、試合数が揃ったタイミングで順位の逆転が起こり得る状況となり、J1参入プレーオフ圏内の6位争いは熾烈になっている。

 残留争いでは、上位から勝ち点1を奪った大宮が1試合消化が少ないうえに勝ち点35の19位と優位な状況を手にした。一方で、いわてグルージャ盛岡はジェフユナイテッド千葉に1-2の敗戦を喫した。

 そして、前節終了時点で降格圏内の下位2チームだったザスパクサツ群馬とFC琉球による“デスマッチ”は0-0の引き分けに終わった。そのため、勝ち点33で群馬と盛岡が並んだものの、得失点差で群馬が上位となり今節終了時点での降格圏を脱出。最下位のFC琉球は両チームを勝ち点3差で追う状況になっている。

 首位のアルビレックス新潟はヴァンフォーレ甲府に2-1で勝利し、勝ち点を71に伸ばして盤石の体制を築きつつある。残り6試合から7試合の佳境に入りつつある戦いは、今週末からの3連休の間に次節を消化する。疲労の溜まる時期の連戦だけに、選手層や監督の采配、起用法も含めた総合力が問われることになりそうだ。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング