グリーズマン巡りバルセロナが訴訟か アトレティコ側が“買取り”回避も、57億円受け取り義務を主張

アトレティコ・マドリードでプレーするFWグリーズマン【写真:ロイター】
アトレティコ・マドリードでプレーするFWグリーズマン【写真:ロイター】

レンタル条項で認識違い? 昨季50%以上の試合に出場していたため移籍金が支払われるべきと主張

 フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンは、スペイン1部FCバルセロナからアトレティコ・マドリードへレンタル移籍して2シーズン目を迎えているなか、直近の5試合で3得点を挙げているストライカーを巡って、バルセロナが訴訟を起こすとスペイン紙「スポルト」が報じている。

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 グリーズマンは、昨シーズンに古巣であるアトレティコへレンタル移籍で復帰した。契約には、2シーズンで50%以上出場した場合(試合数か時間かは不透明)、4000万ユーロ(約57億円)の移籍金を支払い、買い取る義務が発生するという条項が含まれているという。昨シーズン、グリーズマンはアトレティコで長時間出場しており、今季は30分以内の出場を続けることで、50%以下に持っていくというのが、アトレティコの算段のようだ。

 グリーズマンの傑出した活躍もあり、この試みに気づいたバルセロナは、「すでに昨シーズンの時点で50%以上に出場しており、1年間のレンタル移籍に1年の延長オプションが付いたもので、2年のレンタル移籍ではなかった」と主張。今夏の時点で買い取り義務はすでに有効であり、57億円の移籍金を受け取る権利があるはずだと訴えるという。

 現時点でアトレティコには、バルサが要求する移籍金を支払える余裕はないという。しかし、バルサの訴えに対してもアトレティコの首脳陣は落ち着きを見せ、恐れを抱いていないため、彼らは30分間の限定出場を続けておけば買い取り義務が有効にはならないと見ているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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