チェルシーGKと交錯の“ノーゴール判定”に英物議 モイーズ監督が怒り心頭「とんでもなくひどい判定」

チェルシー×ウェストハムの判定が物議を醸している【写真:Getty Images】
チェルシー×ウェストハムの判定が物議を醸している【写真:Getty Images】

チェルシー対ウェストハムのワンシーン、ウェストハムのモイーズ監督が不満露わ

 現地時間9月3日に行われたプレミアリーグ第6節チェルシー対ウェストハムの一戦で試合終盤のビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の判定が物議を醸している。

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 試合は後半17分にFWマイケル・アントニオのゴールでウェストハム先制したものの、同31分にDFベン・チルウェル、さらに同43分にMFカイ・ハフェルツのゴールでチェルシーが逆転した。

 チェルシーの勝ち越しゴールの直後にはウェストハムのFWマクスウェル・コルネがゴール前の混戦からネットを揺らして劇的な同点弾を決めたかに思われた。しかし、シュートの直前にFWジャロッド・ボーウェンとGKエドゥアール・メンディが交錯したプレーについてオンフィールドレビューが行われた結果、ウェストハム側のファールと判定されて得点は認められなかった。

 これについてウェストハムを率いるデイビッド・モイーズ監督は怒り心頭の様子だ。英衛星放送「スカイ・スポーツ」のインタビューで「スキャンダラスな判定だ」と不満をぶちまけた。

 チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督は飛び込んできたメンディに接触したボーウェンの「明らかなファール」だと主張しているが、モイーズ監督は試合後の会見でも「レフェリングに対する信頼を失った」とし、負傷をアピールしたチェルシーGKメンディの振る舞いにも苦言を呈している。

「ゴールキーパーは飛び出して、ボールをファンブルした。その後に彼(メンディ)は肩を負傷しているかのように振る舞った。VARが主審にスクリーンを見に行かせたことにも驚いている。とんでもなくひどい判定だった。得点が認められなかったことに対する言い訳はできない。これが今のエリートレフェリーのレベルだというのは悲しいことだ。今日VARを担当した人たちへの信頼を失ってしまった。見返しても、なぜゴールが認められなかったのか分からない。審判はソフトなチャレンジを減らすと言っていたが、今回のは驚くほどソフトなチャレンジだった」

 同点ゴールが認められず、勝点1を逃す結果となったウェストハム。モイーズ監督は審判団が下した判定の基準に納得がいっていないようだ。

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